有名度
大関箱根神社
はこねじんじゃ
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
安産杉
更新日:2026年8月27日
源頼朝も祈願した御神木「安産杉」
御社殿の右手、納札所の隣にそびえる「安産杉」は、樹齢1000年を超えるとされる箱根神社の御神木です。根元が大きく二又に分かれた独特の姿をしており、太い根幹は両手を広げても抱えきれないほど。古くから子授けや安産の信仰を集め、箱根神社を代表するパワースポットの一つとして知られています。安産杉の信仰は、箱根神社の御祭神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の神話とも結びついています。瓊瓊杵尊と結婚した木花咲耶姫命は、一夜で身ごもったことを疑われると、身の潔白を証明するため産屋に火を放ち、その中で彦火火出見尊らを無事に出産したと伝えられています。安産杉は、この神話に由来するともいわれています。

養和2年(1182)、政子が産気づくと、頼朝は箱根神社などへ奉幣使を派遣して安産を祈願し、翌日に後の鎌倉幕府第2代将軍・源頼家が誕生しました。さらに建久3年(1192)にも、政子の出産を前に神馬を奉献して祈願し、後の第3代将軍・源実朝が誕生したと伝えられています。こうした頼朝・政子夫妻の故事も、安産杉に対する信仰を語るうえで欠かせないものとなっています。

1000年以上の時を重ねた大杉の姿、御祭神にまつわる出産神話、そして源頼朝・北条政子の安産祈願という歴史が重なる場所です。箱根神社で子授けや安産を願うなら、御社殿への参拝とともに立ち寄っておきたい御神木です。
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