九頭龍神社本宮・新宮 | 箱根神社 - 神社ファン

有名度

大関

箱根神社

はこねじんじゃ

神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

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九頭龍神社本宮・新宮

更新日:2026年8月27日

芦ノ湖の守護神・九頭龍大神

九頭龍神社の創建には、芦ノ湖に伝わる九頭龍伝説が深く関わっています。
奈良時代、芦ノ湖には9つの頭を持つ毒龍が棲み、人々を苦しめていたと伝えられています。箱根山に入峰した万巻上人は、箱根大神の神力を受けて毒龍を調伏。改心した龍を芦ノ湖の守護神「九頭龍大神」として祀ったことが、九頭龍信仰の始まりとされています。九頭龍大神は開運隆盛、金運守護、商売繁盛、心願成就、良縁成就などの御神徳で信仰される神様です。特に縁結びの神様として広く知られています。
九頭龍神社には、九頭龍大神誕生の聖地である芦ノ湖畔の「本宮」と、箱根神社境内に鎮座する「新宮」があります。箱根大神を祀る箱根神社と九頭龍大神を祀る九頭龍神社をあわせて参拝する「両社参り」も行われています。
九頭龍神社 社殿の彫刻

九頭龍大神誕生の聖地・九頭龍神社本宮

九頭龍神社本宮は、芦ノ湖畔の「箱根九頭龍の森」の中に鎮座する箱根神社の境外社です。
木々に包まれた湖畔に朱塗りの御社殿が建ち、すぐ目の前には芦ノ湖が広がります。箱根神社の境内とはまた異なり、森と湖に囲まれた静かな環境で九頭龍大神に参拝できる場所です。
九頭龍神社 社殿
本宮では毎月13日に月次祭、1月13日に新年祭、6月13日に例祭が斎行されます。また8月4日には湖尻龍神祭が行われます。

毎月13日の月次祭と「湖水神事」

毎月13日に斎行される本宮月次祭では、御社殿での祭典に続いて芦ノ湖畔で「湖水神事」が行われます。
これは万巻上人が9つの頭を持つ毒龍を調伏し、九頭龍大神として祀ったという伝説に由来する神事です。
御本殿に供えられた神饌のうち、米・酒・鯣(するめ)・卵の4品をそれぞれ9度に分け、芦ノ湖の九頭龍大神へ献供します。九頭龍信仰の始まりとなった伝説が、現在も祭祀として受け継がれているのです。
現在、毎月13日の月次祭は午前10時から斎行されています。参拝船を利用する場合は元箱根港を午前9時20分に出航し、神山桟橋から本宮へ向かいます。
参拝船の運航時間や受付方法などは変更される場合があるため、月次祭へ参列する場合は箱根神社公式サイトで最新情報を確認してから訪れるのがおすすめです。
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九頭龍神社本宮へのアクセス

九頭龍神社本宮は箱根神社の境内から離れており、通常の参拝では徒歩または有料のモーターボートを利用して向かいます。
徒歩の場合は箱根園から芦ノ湖畔の遊歩道を進み、「箱根九頭龍の森」を目指します。箱根園からは徒歩約30分。九頭龍の森に入ってからも木々に囲まれた遊歩道を歩いて本宮へ向かいます。
箱根九頭龍の森の道
通常日は九頭龍の森への入園料が必要で、開園時間は9時~17時、最終入場は16時30分です。毎月13日の午前中は、月次祭参拝者に限り入園料が無料になります。
歩くのが難しい場合は、有料のモーターボートを利用する方法もあります。箱根ホテル桟橋や箱根園桟橋から九頭龍神社本宮桟橋へ向かうことができます。

白い鳥居が印象的な白龍神社

九頭龍神社本宮から徒歩5分ほどの場所には、白龍大神を祀る「白龍神社」が鎮座しています。
白龍大神は、かつて箱根権現で祀られていた「白和龍王(しろわりゅうおう)」と伝えられる龍神です。
緑豊かな森の中に建つ白い鳥居が印象的で、朱塗りの九頭龍神社本宮とは異なる景観を見せています。
毎年6月13日には九頭龍神社本宮の例祭に続いて白龍神社の例祭も斎行されます。本宮まで足を運んだら、あわせて参拝したい神社です。
白龍神社 鳥居と社殿

龍神水を使った「龍神あんぱん」

毎月13日に斎行される九頭龍神社本宮の月次祭では、箱根ベーカリーから「龍神あんぱん」が奉納されます。
龍神あんぱんは、箱根神社境内に湧く御神水「龍神水」を使って作られたあんぱんです。九頭龍大神への奉納品であるとともに、参拝者も購入することができます。
箱根ベーカリーの店舗のほか、箱根神社第一駐車場に面した「権現からめもち」でも販売されています。九頭龍大神、月次祭、龍神水という箱根神社ならではの信仰から生まれた名物です。
龍神あんぱん
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箱根神社境内に鎮座する九頭龍神社新宮

九頭龍大神は本宮だけでなく、箱根神社の御社殿に隣接する「九頭龍神社新宮」にも祀られています。
本宮が九頭龍大神誕生ゆかりの芦ノ湖畔に鎮座するのに対し、新宮は箱根神社境内に鎮座しています。そのため、箱根大神を祀る箱根神社と九頭龍大神を祀る新宮を続けて参拝することができます。
新宮でも本宮と同じ九頭龍大神を祀り、開運隆盛、金運守護、商売繁盛、心願成就、良縁成就などの御神徳で信仰を集めています。
新宮の左手には9頭の龍の口から御神水「龍神水」が流れる龍神水舎があり、龍神水のお水取りや、成就水盤を使った九頭龍大神への誓願も行うことができます。
新宮 鳥居と社殿

天井を泳ぐ「九頭龍」の墨画

九頭龍神社新宮を参拝したら、拝殿の天井も見逃せません。
天井には、日本画・水墨画で知られる中野嘉之画伯による墨画「九頭龍」が奉納されています。
迫力ある九頭龍を描いた作品で、令和之御大典・御鎮座1265年の奉祝記念事業として奉納・安置されたものです。新宮の御社殿への参拝とともに、頭上にも目を向けてみてください。
新宮では毎月15日に箱根神社と九頭龍神社新宮の「両社参り月次祭」が斎行されています。また1月15日に新年祭、4月29日に例祭が行われます。
新宮 社殿の天井の龍
芦ノ湖畔の本宮と箱根神社境内の新宮。同じ九頭龍大神を祀りながら、それぞれ異なる場所と祭祀を持っています。時間に余裕があれば箱根神社と新宮だけでなく、九頭龍大神誕生の聖地である本宮まで足を延ばして両宮を参拝してみてください。

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