神門 | 寒川神社 - 神社ファン

有名度

大関

寒川神社

さむかわじんじゃ

神奈川県高座郡寒川町宮山3916

😞 🙁 😐 🙂 😄

神門

更新日:2026年8月26日

外庭と内庭を分ける重層の神門

社務所などがある外庭と、御本殿前の内庭を仕切っているのが重層の神門です。平成5年(1993)に竣工し、現在では御本殿へ向かう参道の正面に立つ、寒川神社を代表する建物の一つとなっています。
神門は、平成の御大典奉祝記念事業として進められた大規模な境内整備の中で造営されました。この事業では神門や手水舎をはじめ、御本殿、幣殿、拝殿、翼殿、廻廊などが整備され、平成9年(1997)に一連の御造営が竣功しました。
神門
前の記事で紹介した南門は、昭和4年(1929)に竣工した旧神門を移築したものです。そのため境内では、昭和初期の旧神門である南門と、平成5年に造営された現在の神門の両方を見ることができます。二つの門を見比べてみると、寒川神社の社殿造営の変遷を感じられます。
神門の左右には大きな提灯が下げられています。提灯には十六弁の菊花が描かれており、重層の神門とともに御本殿前の荘厳な景観をつくっています。

神門に施された十二支

神門をくぐる際には、軒下にも注目してみてください。軒下の各所には、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支を表した装飾が施されています。
一つ一つは小さいため、何も知らずに神門を通ると見落としてしまいそうな場所にあります。軒下を見上げながら、自分の干支を探してみるのもおすすめです。
寒川神社 神門の十二支
十二支は時刻だけでなく方位を表すためにも用いられ、子は北、卯は東、午は南、酉は西を表します。寒川神社は、地相・家相・方位・日柄などに由来する災いを除く「八方除」の守護神として広く信仰されている神社です。方位と深い関係を持つ寒川神社の神門に十二支が配されているのは、興味深い見どころです。
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神門を彩る「迎春ねぶた」

新年を迎える時期になると、神門には巨大な「迎春ねぶた」が掲げられます。寒川神社の冬を代表する風物詩で、迎春ねぶたをくぐると厄除けになるといわれています。
迎春ねぶたが始まったのは平成13年(2001)です。第1回から第12回まではその年の干支を題材とし、第13回からは『古事記』や『日本書紀』などに登場する神話をテーマとしたねぶたが制作されてきました。
本場・青森のねぶた師によって制作されるねぶたは、幅約9m、高さ約3mという大きさがあります。重層の神門いっぱいに掲げられる姿は迫力があり、毎年異なる題材が選ばれることも参拝者の楽しみの一つとなっています。
神門のねぶた
令和4年(2022)は、疫病や自然の猛威に打ち勝つ願いを込めた「風神雷神~厄難消除~」、令和5年(2023)は、世界平和とコロナ禍の終息を祈願した「瓊瓊杵尊と木花咲耶姫」が題材となりました。
迎春ねぶたには、正月の境内を華やかに彩るだけではない意味もあります。寒川神社では、ねぶたが人々の罪や穢れを吸い取り祓い清めるものとされ、迎春ねぶたの下をくぐって参拝することで厄難消除を願うとされています。
夜になるとねぶたに灯がともり、色鮮やかな姿が暗闇に浮かび上がります。昼間とは異なる幻想的な姿を見ることができ、迎春ねぶたが掲げられる時期ならではの神門の景観を楽しめます。

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