有名度
小結江島神社
えのしまじんじゃ
神奈川県藤沢市江の島2ー3ー8
八坂神社
更新日:2026年8月24日
由海から引き上げられた御神体を祀る八坂神社
辺津宮の境内、奉安殿の左手に鎮座するのが江島神社の末社「八坂神社」です。御祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)で、疫病をはじめとするさまざまな厄災を祓う神として信仰されています。
御神体である建速須佐之男命の木像は、もともと小動神社に祀られていましたが、大波によって海へ流されてしまいました。その後、江の島の大海士(素潜りの漁師)が御窟前の海中で木像を発見し、引き上げて江の島に祀ったと伝えられています。
江戸時代には「天王社」と呼ばれていましたが、明治6年(1873)に八坂神社へ改称されました。現在の社殿は平成13年(2001)に改築されたもので、銅板葺の入母屋造です。
疫病・厄災を祓う建速須佐之男命
御祭神の建速須佐之男命は、八岐大蛇を退治した神として『古事記』『日本書紀』に登場する神様です。全国の八坂神社や祇園信仰では、疫病や災厄を祓う神として篤く信仰されてきました。江島神社の八坂神社でも、厄除けや無病息災、疫病退散などのご利益があるとされています。
小さな末社ですが、江の島を代表する祭り「江の島天王祭」の中心となる神社でもあります。
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御神体の伝説を今に伝える「江の島天王祭」
八坂神社で毎年7月に行われるのが「江の島天王祭」です。祭りは7月第1日曜日から第2日曜日にかけて行われ、最大の見どころが第2日曜日の神幸祭です。八坂神社の神輿は江の島から海へ入り、担ぎ手によって海中を渡御します。その後、対岸の腰越へ向かい、小動神社の神輿と行合います。
この神輿の行合いには、八坂神社の御神体がもともと小動神社に祀られ、大波で流された後に江の島の海で発見されたという由緒が重なります。海を隔てて鎮座する江島神社と小動神社の縁が、現在の祭りにも受け継がれているのです。
海中を進む神輿は迫力があり、江の島天王祭を象徴する光景となっています。「かながわのまつり50選」にも選ばれており、江の島の夏を代表する祭りの一つです。

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