有名度
大関鶴岡八幡宮
つるがおかはちまんぐう
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
神事・お祭り
更新日:2026年8月22日
神事・お祭り
鶴岡八幡宮では、1月1日の歳旦祭から12月31日の大祓・除夜祭まで、年間を通して数多くの神事やお祭りが行われています。鎌倉幕府や武家文化に由来する神事も多く、流鏑馬だけでなく、弓矢や建築、和歌など鎌倉ならではの伝統文化に触れられるのが特徴です。なかでも見学しやすく、鶴岡八幡宮らしさを感じられる神事を紹介します。
手斧始式・除魔神事
1月4日の「手斧始式」は、鶴岡八幡宮の創建時に行われた「造営事始」に由来する神事です。現在は鎌倉全体の工事始めという意味を込めて行われています。二ノ鳥居から神職の先導で御神木が段葛を進み、鳶職による木遣り音頭が響きます。舞殿前に御神木が運ばれると、中世さながらの道具と所作によって建築の儀式が行われます。翌1月5日の「除魔神事」では、装束をまとった射手が15間(約27m)離れた場所から、5尺2寸(約156cm)もの大的を射ます。的の裏には「鬼」の文字が封じられており、魔を退ける力を持つとされる弓矢によって邪気を祓います。
源頼朝が幕府で行った「御的始」「御弓始」にもつながる、武家の都・鎌倉らしい新年の神事です。
詠披講式
3月下旬には、舞殿で「献詠披講式」が行われます。神前に和歌を奉納する神事で、『金槐和歌集』を残した鎌倉幕府3代将軍・源実朝の歌と、一般から募集された献詠歌が披講されます。
雅楽が奏でられるなか、古式にのっとった独特の節回しで和歌が読み上げられます。武家の神社という印象の強い鶴岡八幡宮ですが、歌人として知られた実朝を通して、鎌倉に受け継がれてきた文芸文化にも触れられる神事です。
ぼんぼり祭
鎌倉の夏の風物詩として知られているのが「ぼんぼり祭」です。毎年8月、立秋の前日から8月9日まで行われ、境内には鎌倉ゆかりの文化人や各界の著名人による書画約400点がぼんぼりに仕立てて並べられます。夕刻になると一つ一つに灯りがともり、昼間とはまったく異なる幻想的な境内を楽しめます。
期間中には、立秋前日の「夏越祭」、立秋当日の「立秋祭」、源実朝の誕生日である8月9日の「実朝祭」も行われます。ぼんぼり祭は1938年(昭和13年)に始まり、現在まで続いています。
例大祭・流鏑馬神事
9月14日から16日にかけて行われる例大祭は、鶴岡八幡宮を代表する祭りです。14日の宵宮祭に始まり、15日に例大祭と神幸祭、16日には流鏑馬神事と鈴虫放生祭が行われます。
なかでも流鏑馬神事は鶴岡八幡宮を象徴する神事の一つです。武家装束をまとった射手が馬を走らせながら3つの的を次々と射抜きます。源頼朝が1187年(文治3年)に鶴岡八幡宮の放生会で流鏑馬を奉納したことに始まると伝えられています。
御鎮座記念祭
12月16日の「御鎮座記念祭」は、鶴岡八幡宮が現在地へ遷座したことを記念する祭りです。夕刻に本宮で神事が行われた後、舞殿北庭にかがり火が焚かれ、鎌倉時代に歌われた「宮人曲」を復元した神楽や、舞楽「人長の舞」が奉奏されます。
暗闇のなか、かがり火に照らされて舞が奉納される光景は、昼間の鶴岡八幡宮とは大きく異なります。800年以上前の鎌倉を思わせる幽玄な雰囲気を感じられる神事です。

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