有名度
大関鶴岡八幡宮
つるがおかはちまんぐう
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
末社 祖霊社
更新日:2026年8月22日
英霊をお祀りする祖霊社
祖霊社は、鶴岡八幡宮の手水舎の裏手から延びる参道の先に鎮座しています。本宮や舞殿などが並ぶ中心部から少し離れた場所にあり、鳥居をくぐった先に社殿があります。創建は1949年(昭和24年)。第二次世界大戦の終戦から間もない時期に、鶴岡八幡宮の氏子崇敬者の祖霊と、国のために亡くなった護国の英霊を祀るために建立されました。
祖霊とは、亡くなった祖先の御霊のことです。神道では祖先の御霊を祀り、子孫や家族を見守る存在として大切にします。祖霊社は、鶴岡八幡宮の境内社のなかでも、こうした祖先への感謝と慰霊に深く関わる社です。
現在は鶴岡八幡宮の歴代宮司をはじめ、1000柱を超える御霊が祀られています。祖霊社に御霊を祀る遺族によって「祖霊社維持会」が組織され、祭祀を受け継いでいます。

春と秋の祖霊社例祭
祖霊社では毎年、春分の日に「祖霊社春季例祭」、秋分の日に「祖霊社秋季例祭」が執り行われます。春分・秋分の日は、それぞれ春と秋の彼岸にあたり、古くから祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ時期として大切にされてきました。
例祭には多くの遺族が参列します。雅楽が響くなか巫女舞が奉仕され、参列者は神前に玉串を捧げて、祖先の御霊へ感謝の心を伝えます。祭典終了後には祖霊社維持会の総会も開かれます。
また、春と秋の例祭だけでなく、祖霊社に合祀された御霊の一年祭・三年祭・五年祭・十年祭など、節目にあたる年祭も行われています。
鶴岡八幡宮には鎌倉時代から伝わる社殿や史跡が数多くありますが、祖霊社は戦後の1949年に創建された比較的新しい社です。源氏や鎌倉幕府の歴史とは異なり、氏子崇敬者の祖先と護国の英霊を祀り、現在も遺族によって祭祀が受け継がれているところに祖霊社ならではの特徴があります。
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