有名度
大関鶴岡八幡宮
つるがおかはちまんぐう
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
末社 丸山稲荷社
更新日:2026年8月22日
鎌倉の地主神
丸山稲荷社は、鶴岡八幡宮の本宮西側にある小高い丘の上に鎮座しています。朱色の鳥居が連なる石段を上った先に、鮮やかな朱塗りの社殿が建っています。御祭神は倉稲魂神です。稲をはじめとする穀物を司る神として信仰され、五穀豊穣や商売繁盛などのご利益で知られています。

もとは背後の大臣山に祀られていましたが、1191年(建久2年)、源頼朝が大火で焼失した鶴岡八幡宮を再建して本宮を造営した際、現在地へ遷されました。鎮座する丘が「丸山」と呼ばれていたことから、丸山稲荷社と称されるようになったと伝えられています。
現在も石段には朱色の鳥居が連なり、社殿の周囲には奉納された朱色の祈願旗が並びます。本宮周辺とは雰囲気が大きく異なり、朱色に包まれた参道を上って参拝するのも丸山稲荷社の見どころです。
鶴岡八幡宮最古の社殿
丸山稲荷社で特に注目したいのが、本殿です。現在の本殿は室町時代の建築で、鶴岡八幡宮に現存する社殿のなかでは最古の建物です。一間社流造、銅板葺の小さな社殿で、鎌倉市では建築様式から大部分が明応9年(1500)の造営とみています。500年以上前の室町時代の神社建築を現在に伝える貴重な建物です。
1967年(昭和42年)6月15日には、「鶴岡八幡宮末社丸山稲荷社本殿」として国の重要文化財に指定されました。

本宮を参拝した後は朱色の鳥居をくぐって丸山稲荷社まで上り、500年以上の歴史を持つ社殿そのものにも注目してみてください。
スポンサーリンク
丸山稲荷社の祭り
丸山稲荷社では、年間を通して稲荷信仰にまつわる祭りが行われています。2月最初の午の日には「丸山稲荷社初午祭」が行われ、氏子や崇敬者が参列して五穀豊穣や商売繁盛を祈願します。
4月9日には「丸山稲荷社例祭」が執り行われます。丸山稲荷社には崇敬者による「丸山稲荷講」があり、地主神として現在も篤い信仰を集めています。
そして11月8日に行われるのが「丸山稲荷社火焚祭」です。五穀豊穣への感謝と氏子の無病息災を祈る祭りで、境内では火焚神事が行われます。

丸山稲荷社は、鶴岡八幡宮の地主神としての歴史だけでなく、境内最古の社殿、国の重要文化財、朱色の鳥居が連なる景観、そして現在まで受け継がれる稲荷信仰と鎌倉神楽まで楽しめる、見逃したくない境内社です。
この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
