飛梅 | 谷保天満宮 - 神社ファン

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谷保天満宮

やぼてんまんぐう

東京都国立市谷保5208

飛梅

更新日:2025年10月24日

飛梅

境内には、道真公と深い縁をもつ梅の木が数多く植えられていますが、その中でも特に象徴的な存在が「飛梅(とびうめ)」です。飛梅とは、菅原道真が左遷により都を離れる際に詠んだ有名な歌「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」にちなみ、主人を慕って都から大宰府まで梅の木が飛んでいったという伝説に由来するものです。この物語は、道真公が生涯愛した梅と深い絆で結ばれていたことを象徴しており、全国の天満宮でも特別な意味を持つ伝承として伝えられています。
新緑の季節の飛梅
谷保天満宮の飛梅は、社務所の脇に植えられ、近くには「飛梅」と刻まれた石碑が建てられています。伝えによれば、太宰府天満宮の御神木である飛梅の枝を譲り受け、接ぎ木して育てられたとされています。そのため、谷保の飛梅は「飛梅の子孫木」としての由緒を持ち、遠く九州の大宰府と精神的につながる神木として崇敬されています。訪れる人々は、この木の前で手を合わせ、学業成就や縁結びの祈願を捧げ、道真公の心に寄り添うように静かに花を眺めます。一本の木でありながら、道真公の信仰と梅への愛情、そして長い年月の歴史を今に伝える存在です。
飛梅の碑
飛梅は毎年1月中旬ごろから咲き始め、2月中旬から3月上旬にかけて見頃を迎えます。満開になると、淡い紅白の花が可憐に咲き誇り、香り高い花弁が境内を包み込みます。春の訪れを告げるその姿は、訪れる人々に希望や新たな気持ちを与えてくれます。特に晴れた日には、飛梅の枝越しに拝殿を望む構図が美しく、写真愛好家にも人気の撮影スポットです。また、梅の季節には谷保天満宮全体が梅の香りに満ち、境内南側の梅林とともに早春の風物詩として多くの参拝者で賑わいます。

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