有名度
小結谷保天満宮
やぼてんまんぐう
東京都国立市谷保5208
三社合殿(稲荷合殿)・第六天神社・弁天社
更新日:2026年4月9日
末社 三社合殿(稲荷合殿)
谷保天満宮の「三社合殿(さんしゃごうでん・稲荷合殿)」は、二の鳥居をくぐって右手に鎮座する境内社で、ひとつの社殿に三つの社を合祀した小祠です。合祀されているのは「稲荷社」「蒼守社(そうもりしゃ)」「淡島社(あわしましゃ)」の三社で、朱塗りの鳥居とその奥の小社殿が印象的な構成となっています。両脇には御眷属の狐が祀られ、参拝者を静かに迎え入れます。
三社合殿の「合殿」とは、複数の神を一社に祀る建築形式のことで、谷保天満宮ではこの合祀によって、さまざまなご利益を一度に祈願できるようにしています。表参道から近く、手水舎の向かいに位置するため初めての参拝者でも見つけやすく、日常の商売繁盛や健康祈願の参拝スポットとして人気があります。春には周囲を梅が彩り、朱色の鳥居との対比が美しく、谷保天満宮の境内でも特に写真映えする場所のひとつです。

末社 第六天神社
谷保天満宮の「第六天神社(だいろくてんじんじゃ)」は、本殿の左手奥、梅林を抜けた先の静かな一角に鎮座する境内社で、古くから「地主神(じぬしのかみ)」として谷保の地を守護してきた神社です。祭神は第六天神(第六天魔王とも呼ばれた神格を神道的に再解釈した神)で、天地開闢の神・面足尊(おもだるのみこと)と惶根尊(かしこねのみこと)を祀っています。この二柱は『古事記』『日本書紀』にも登場する生成の神で、国土創成に関わる神格として、地場の鎮護・繁栄・厄除開運の守護神とされています。谷保の地における第六天神社の起源は古く、谷保天満宮創建以前から当地に鎮まっていた土地神を祀ったことに始まると伝えられます。のちに天満宮が創建されると、境内の守護神として再整備され、現在の社殿は昭和期に再建されたものです。小規模ながら入母屋造・銅板葺の社殿をもち、周囲を玉垣で囲み、木立に包まれた静寂な空間が保たれています。
「第六天神」という名は、かつて仏教的には“煩悩や欲望を司る神”とされた第六天魔王の転化した信仰に由来しますが、江戸期以降は「土地の守り神」として信仰が広まりました。谷保天満宮の第六天神社も、地域の安全と五穀豊穣を願う地主神として崇められ、現在でも参拝者が地鎮祭や厄除け祈願の折に立ち寄る姿が見られます。
末社 弁天社
梅林の中に鎮座しています。2024年の秋、参道が整備されました。
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