座牛・撫牛 | 谷保天満宮 - 神社ファン

有名度

小結

谷保天満宮

やぼてんまんぐう

東京都国立市谷保5208

座牛・撫牛

更新日:2025年10月24日

牛は、御祭神・菅原道真公と縁の深い動物です。道真公が丑年の生まれであったことや、旅の途上で刺客から牛に助けられた逸話など、牛にまつわる伝承は数多く残されています。また、道真公が亡くなられた際には、「牛の行くところにとどめよ」との御遺言に従い、牛車で御遺体を運んでいたところ、牛がある地点で伏して動かなくなったため、その地に葬られたと伝えられています。
座牛・撫牛

座牛

谷保天満宮の座牛は、こうした伝承に基づき、悲しみにより動かなくなった牛の姿を表現したものです。黒御影石製の座牛で、国立市ゆかりの石彫家・関敏による作品(昭和48年〈1973年〉作)と記録されています。
座牛 横
天神信仰における座牛は、菅原道真公の御霊を慰める象徴であり、動かずに座る姿には「静寂」「忠義」「永遠の祈り」が込められています。谷保天満宮の座牛もその精神を体現する存在として、多くの参拝者に敬意をもって見つめられています。静かに佇むその姿には、学問の神としての威厳と、道真公への深い崇敬の念が宿っています。
座牛 正面

撫牛

谷保天満宮の境内には、一体の撫牛(なでうし)が祀られています。これは参拝者が牛像を撫でながら祈願することで、病気平癒や学業成就のご利益を授かるとされる信仰に基づくものです。身体の不調な部分を触り、撫牛の同じ部分を撫でると病がよくなるといわれています。また、菅原道真公が学問の神様であることから、撫牛の頭を撫でると知恵が授かるとも伝えられています。受験期には、牛の頭部を撫でて“知恵を授かる”ことを願う参拝者の姿が多く見られます。
撫牛 横
撫牛信仰は全国の天満宮に広く見られる伝統で、太宰府天満宮や北野天満宮でも「撫でるとご利益を授かる」という作法が明記されています。谷保天満宮でもその信仰が受け継がれており、参拝者は「自分の不調部位に手を当て、牛像の同じ部位を撫でる」という祈りの所作を通じて、心身の平癒や学問成就を願います。
撫牛 斜め
谷保天満宮の座牛と撫牛は、いずれも天神信仰の象徴として境内に調和し、学問の神・菅原道真公の徳と物語を今に伝えています。その穏やかな姿は、訪れる人々の心を静かに癒し、長く地域に親しまれてきました。

常盤の清水・弁天池

東京都名水100選のひとつに数えられる清水です。現在も湧き出している水は厳島神社が鎮座する弁天池を満たし、境外の石垣沿いに流れていきます。かつては下流にある農家の精穀用水として使われていました。清水が注ぐ弁天池は透明度が高く、亀や鯉の姿を見ることができます。
常盤の清水
「常盤の清水」という名前は、延宝年間(1673~1680年)、参拝に訪れた筑紫の僧が詠んだ「とことこと湧ける泉のいやさやに 神の宮居の瑞垣みずがきとなせり」という歌が由来といわれています。

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