有名度
関脇代々木八幡宮
よよぎはちまんぐう
東京都渋谷区代々木5-1-1
もちつき大会
更新日:2026年8月21日
代々木もちつき唄が響く伝統行事
代々木八幡宮では毎年2月1日、節分祭に先立って「もちつき大会」が行われます。中心となっているのは、地域の伝統を受け継ぐ「代々木もちつき唄保存会」です。かつて代々木では、正月を迎える前になると5~6軒の家が組をつくり、各家庭を順番に回りながら餅をつく習慣がありました。餅つきには近所の人々が集まり、餅をつくだけでなく「代々木もちつき唄」を歌いながら作業を進めていました。
記念誌によると、この習慣は江戸時代から続いていたとされ、昭和30年(1955)頃まで残っていました。農民がそれぞれの地区の出来事を織り込んで祝い事の際に歌ったのが始まりとも伝えられています。
しかし、生活様式の変化とともに共同で餅をつく習慣は次第に姿を消していきます。そこで唄や餅つきの文化を後世へ残すため、昭和43年(1968)に「代々木もちつき唄保存会」が結成されました。
現在のもちつき大会では、保存会を中心に境内で餅をつき、代々木もちつき唄を披露します。一般の人も参加でき、昔の代々木で行われていた餅つきを実際に体験できる貴重な機会となっています。
ついた餅は、2月3日に行われる節分祭で福餅として豆とともにまかれます。つまり2月1日のもちつき大会は、それだけで完結する催しではなく、代々木八幡宮の節分祭へとつながる行事でもあります。
「代々木もちつき唄」は、地域に伝わる餅つきの習俗とともに平成18年(2006)に渋谷区指定無形民俗文化財となりました。都会となった現在の代々木で、かつての農村の暮らしや人々のつながりを伝える貴重な民俗文化です。

代々木もちつき唄
(1番)目出たな 目出たな目出たの 若松さまよ枝も栄えて 葉も茂る
(2番)庭にゃな 庭にゃ鶴亀 五葉の松
松の下にゃ おじじとおばば
(3番)お前な お前な 百まで
わしゃ 九十九まで
共に 白髪の 生えるまで
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