人気のパワースポット 末社 出世稲荷社 | 代々木八幡宮 - 神社ファン

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関脇

代々木八幡宮

よよぎはちまんぐう

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人気のパワースポット 末社 出世稲荷社

更新日:2026年8月21日

代々木八幡宮の出世稲荷社

代々木八幡宮の御社殿右手奥には、仕事運や出世運のパワースポットとして知られる出世稲荷社が鎮座しています。立身出世や商売繁盛を願う人々の信仰を集め、現在では代々木八幡宮を代表する見どころの一つです。
出世稲荷社 鳥居
紅白の幟が並ぶ先に小さな社があり、その周囲には数多くの狐像が祀られています。一見すると一般的な稲荷社のようですが、現在の出世稲荷社が生まれた背景には、昭和20年(1945)の戦災と地域の人々の信仰があります。

戦災を免れた稲荷社を集めて祀ったのが始まり

昭和20年(1945)5月25日の空襲によって、代々木八幡宮周辺は大きな被害を受けました。
焼け野原となった地域には、それまで各所で祀られていた稲荷社の祠や神使である狐像が残されていました。それらが荒れたままになっていることを惜しんだ人々が、戦災を免れた稲荷社や狐像を代々木八幡宮の境内へ持ち寄り、一か所にまとめて祀ったことが現在の出世稲荷社につながっています。
出世稲荷社 塚
そのため、祠の周りにお祀りされている狐像はみな姿形が異なります。狐像の前掛けは参拝者の方々の手によって交換されているといい、多くの信仰を集めているのがわかります。
出世稲荷社 狐像
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なぜ「出世稲荷」と呼ばれるようになった?

現在では「出世稲荷社」の名称で広く知られていますが、戦後に稲荷社を集めて祀った当初から、この名前で呼ばれていたわけではありません。
出世稲荷社が注目を集めるきっかけの一つとなったのが、仕事にまつわる御利益を紹介したテレビ番組でした。
テレビ局でアルバイトをしていた女子大生が、代々木八幡宮の末社で仕事に関する願い事をしたところ、その後そのテレビ局のアナウンサーとして採用されたという話が紹介されました。これをきっかけに「出世稲荷」の名が広まり、仕事運や出世運を願う人々が訪れるようになったとされています。
出世稲荷社 社殿
代々木八幡宮周辺には芸能関係者も多く、メディアで仕事運や出世運のパワースポットとして紹介される機会が増えたことで、現在では芸能人をはじめ多くの参拝者が訪れる社となりました。
出世稲荷社に奉納された狐像
ただし、出世稲荷社の魅力は「参拝すると出世できる」という話だけではありません。
戦災を免れた稲荷社を拾い集め、信心深い人々が大切に祀ったことから始まった社です。その由来から、苦労しながら目標に向かって努力する人を見守る神様なのではないかという趣旨を、代々木八幡宮の神職も語っています。
仕事での成功だけを願うのではなく、これまでの努力を報告し、これからの目標を誓う気持ちで参拝したい場所です。

出世稲荷社はどこ?行き方

出世稲荷社は、代々木八幡宮の御社殿から見て右手奥に鎮座しています。
御社殿の右側から境内社のある方向へ進むと、紅白の幟が並ぶ場所が見えてきます。その奥にあるのが出世稲荷社です。
境内の入口から直接見える場所ではないため、初めて訪れる場合には見落とさないようにしましょう。紅白の幟を目印にすると分かりやすいです。
奉納された紅白の幟
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出世稲荷初午祭

出世稲荷社では、毎年3月の旧暦初午の日に「出世稲荷初午祭」が行われます。
初午は稲荷大神と深い縁を持つ日とされ、出世稲荷社でも立身出世や商売繁盛などを願って祭典が行われます。
祭りにあわせて、有志によって奉納された紅白の幟が出世稲荷社周辺に立ち並びます。普段から幟の目立つ場所ですが、初午祭の時期にはより印象的な景観となります。
幟を奉納したい場合は、例年2月3日の節分を過ぎたころに代々木八幡宮から受付方法が案内されます。その年の申し込み方法や受付期間については、公式の案内を確認してください。

出世稲荷社近くの富士登拝碑

出世稲荷社の近くには、「登山四拾七度」「惣講社」と刻まれた石碑があります。
富士山を模した「富士塚」と間違われることがありますが、これは富士塚ではなく、富士山への登拝を記念して建立された石碑です。
江戸時代には富士山を信仰する人々によって「富士講」と呼ばれる組織が数多く結成されました。富士講では集団で富士山へ登拝し、その回数や信仰の証として石碑を建立することがありました。
富士登山記念碑
代々木八幡宮の石碑には「登山四拾七度」と刻まれており、富士山への登拝が重ねられていたことを伝えています。
また、文字の上には講ごとに異なる「笠印」と呼ばれる印も刻まれています。出世稲荷社を参拝した際には、石碑の文字だけでなく上部の印にも注目してみてください。

初台出世稲荷

代々木八幡宮の境内には、出世稲荷社とは別に「初台出世稲荷」も鎮座しています。
初台出世稲荷は、もともと初台2丁目18番にある通称「お稲荷公園」に隣接して祀られていました。
建物の老朽化と、公園を含めた周辺の土地利用が見直されることになったため、令和6年(2024)6月23日に代々木八幡宮境内へ遷座しました。
現在は出世稲荷社とは別の場所に祀られています。
初台出世稲荷
「出世稲荷」という同じ言葉が名称に入っていますが、戦後に地域の稲荷社を集めて祀った代々木八幡宮の出世稲荷社と、初台から移された初台出世稲荷は別の社です。
代々木八幡宮を訪れた際には、仕事運・出世運で知られる出世稲荷社だけでなく、戦災から始まったその歴史や、周囲に並ぶ一体ごとに姿の異なる狐像にも注目して参拝してみてください。

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