拝殿・本殿・御祭神・ご利益 | 愛宕神社 - 神社ファン

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愛宕神社

あたごじんじゃ

東京都港区愛宕1-5-3

拝殿・本殿・御祭神・ご利益

更新日:2026年5月20日

拝殿・本殿

愛宕神社の御社殿は、1603(慶長8)年に徳川家初代将軍・徳川家康の命によって創建されました。江戸の防火・火伏せの神として祀られ、のちに徳川家二代将軍・徳川秀忠によって社殿が整備されたと伝えられています。しかし、その後の火災によって焼失しました。
現在へ続く御社殿の歴史は、1877(明治10)年の再建から始まります。このとき、本殿・幣殿・拝殿からなる御社殿が再建されましたが、1923(大正12)年の関東大震災で被災し、さらに1945(昭和20)年5月の東京大空襲によって、太郎坊神社を残して再び焼失してしまいます。現在の御社殿は、1958(昭和33)年に氏子たちの寄付によって再建されたものです。
港区愛宕神社 拝殿
現在の拝殿は、戦後再建の建築でありながら、伝統的な神社建築の様式を取り入れた落ち着いた佇まいが特徴です。男坂(出世の石段)を登り切った先に静かに建ち、愛宕山山頂の神域らしい厳かな空気を漂わせています。周囲には高層ビルが立ち並んでいますが、境内には都心とは思えない静けさが広がっています。
拝殿の奥には本殿が鎮座し、その間には幣殿が設けられています。本殿・幣殿・拝殿が一体的に連なる社殿構成は、権現造を思わせる造りとなっており、戦後復興期の神社建築としても貴重な存在です。また、御社殿には徳川家とのゆかりを示す三つ葉葵の紋が各所に施されており、破風飾りから賽銭箱に至るまで、その意匠を見ることができます。
港区愛宕神社 拝殿・本殿
御社殿に向かって左側へ進むと、本殿の側面近くまで行くことができ、本殿前には小さな鳥居も建てられています。正面参拝だけでは気づきにくい場所ですが、本殿の構造や屋根の美しさを間近に感じられる見どころのひとつです。
港区愛宕神社 本殿
通常は拝殿からの参拝となりますが、正月や毎月1日・15日・24日に行われる月次祭では、本殿が御開帳されます。本殿右手には、大正時代に奉納された「曲垣平九郎が出世の石段を馬で駆け上がる様子」を描いた絵が掛けられており、左手には曲垣平九郎を描いた讃岐凧も飾られています。さらに祭壇前には、参拝者が奉納した胡蝶蘭が並び、華やかな雰囲気を見せます。
また、幣殿には「良い初夢を見られる」と伝わる七福神大羽子板が飾られており、愛宕神社ならではの縁起物として親しまれています。歴史ある社殿とともに、こうした奉納物や装飾を見ながら参拝できるのも、愛宕神社の御社殿の魅力です。

御祭神・ご利益

御祭神は火の神・火産霊命(ほむすびのみこと)です。また水の神・罔象女命(みずはのめのみこと)、山の神・大山祇命(おおやまづみのみこと)、武徳の神・日本武尊(やまとたけるのみこと)、将軍地蔵尊、普賢大菩薩を配祀しています。
将軍地蔵菩薩は、勝軍地蔵菩薩とも呼ばれています。軍馬に乗った武装の地蔵菩薩で、戦勝を祈願し造られました。
愛宕神社創建時、将軍地蔵菩薩は、神社を管理する別当寺・円福寺の本地仏としてお祀りされました。しかし明治時代になると廃仏毀釈のため円福寺は廃寺に。将軍地蔵菩薩は近所の真福寺に移されましたが、1923(大正12)年の関東大震災で焼失してしまいました。現在の銅製の地蔵菩薩は、1934(昭和9)年に復元されたものです。
ご利益は防火や防災など、火にまつわるもののほか、“火を入れる”ことから印刷・コンピューター関係、商売繁盛、縁結び、恋愛、結婚の御利益をいただけます。
港区愛宕神社 拝殿内部と賽銭箱

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