水舎門 | 上野東照宮 - 神社ファン

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上野東照宮

うえのとうしょうぐう

東京都台東区上野公園9-88

水舎門

更新日:2025年11月1日

水舎門

上野東照宮の「水舎門(みずやもん)」は、その名の通りかつて社殿前にあった御水舎(みずや)の上屋を移築・再生した特異な門です。
水舎門
水舎門は、1651年(慶安4年)に老中・阿部重次によって奉納された水舎が起源です。もとは社殿前の右手に設置されていましたが、社殿の再整備と境内動線の合理化にともない、昭和39年(1964年)に現在の表参道沿い、石鳥居正面奥へと門として移築・再生されました。
水舎門の内部
そのため、水舎門は一見すると「門」としての風格を備えていますが、屋根の造形や下部構造には“御水舎=水屋台”らしい意匠や寸法のバランスが息づいており、他の神社では見られない独特のシルエットを形づくっています。構造は簡素な屋根付きの門型で、経年による木材の風合いや組物細工の古雅な美しさが際立ちます。また、屋根・木組・彫刻などに江戸初期ならではの技法や材質を伝えるもので、約370年の歴史を持つ“移築再利用の遺構”として、きわめて貴重な存在です。
水舎門の扁額「東照宮」
門の扁額(上部の掲額)には「東照宮」と記され、石鳥居の奥で参拝の始まりを告げる象徴的な存在となっています。水舎門をくぐれば、東照宮本社の権現造や豪華な透塀、さらに唐門や参道両側に並ぶ石灯籠が織り成す壮観な世界が広がります。

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