随身門・厄祓坂 | 洲崎神社 - 神社ファン

有名度

小結

洲崎神社

すさきじんじゃ

千葉県館山市洲崎1697番地

随身門・厄祓坂

更新日:2025年10月20日

随身門

洲崎神社の随身門(ずいしんもん)は、二の鳥居をくぐり、拝殿へと続く参道の中ほどに建つ荘厳な朱塗りの門で、神域と俗界を分ける結界としての役割を果たしています。
江戸時代中期の宝永年間(1704?1711年)に建立されたと伝えられ、長い年月を経た今も、洲崎神社を象徴する歴史的建造物としてその姿をとどめています。
随身門
構造は木造瓦葺きの二層門で、左右には神の護衛として「矢大臣」「左大臣」の像が安置されており、これらは1870年(明治3年)に制作されたものです。
随身門の梁や内部には当時の建築技法が残り、房総地方特有の簡素ながら力強い意匠が見られます。潮風にさらされながらも朱の柱が美しく映え、参拝者に深い印象を与えています。
随身門の「矢大臣」「左大臣」
また、この門は海上安全や厄除開運を祈る守護門としての意味を持ち、門をくぐる前に一礼して心を清めるのが古来からの作法とされています。
館山市の文化財資料でも、随身門は「洲崎神社の歴史的景観を構成する重要な建造物」として記録され、地域の信仰と文化を今に伝えています。

厄祓坂

洲崎神社の「厄除坂(やくよけざか)」または「厄祓坂(やくばらいざか)」は、随身門をくぐった先に延びる148段の石段で、拝殿・本殿へと続く神聖な参道です。
厄除坂と石碑
この石段は「登ることで厄を落とす」と伝えられ、古くから厄除けや開運の坂として知られています。敬虔な気持ちで急勾配の階段を一段ずつ上ることで、心身が清められ、新たな自分に生まれ変わるといわれています。
見上げた厄除け坂
坂の両側は、県指定天然記念物「洲崎神社自然林(御手洗山自然林)」に囲まれ、参拝者は緑に包まれた静寂の中で俗界から神域へと心を切り替えるような感覚を味わえます。参道は急ですが、途中には手すりや竹の杖が設けられ、安全に上れるよう配慮されています。
階段用の杖
階段の中ほどと最上段には、例祭の際に神輿を支えるためのコンクリート柱が設けられており、地域の祭礼と深く結びついた構造となっています。最上段に立つと、眼下には東京湾の青い海が広がり、天候がよければ富士山を望むこともできます。
厄除け坂頂上から見える東京湾
この厄除坂は「一段登るごとに一つ厄が落ちる」と伝えられ、特に厄年や新年の参拝者に人気があります。関東でも屈指の“祈りの坂”として知られ、今も多くの人々が願いを胸に、静かに息を整えながらこの148段を登り、清めの道を進んでいます。

この記事を1人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

洲崎神社の人気記事