奥宮 | 香取神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

香取神宮

かとりじんぐう

千葉県香取市香取1697番地

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奥宮

更新日:2026年8月20日

奥宮

香取神宮の旧参道の中ほどには、御祭神・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の荒御魂(あらみたま)をお祀りする「奥宮」が鎮座しています。楼門や拝殿が建つ中心部から少し離れた木々の中にあり、香取神宮を訪れたら本殿とあわせて参拝しておきたい重要な場所です。
香取神宮の本殿と奥宮では、同じ経津主大神をお祀りしながら、その御魂が異なります。本殿では穏やかな働きを表す和御魂(にぎみたま)、奥宮では活動的で力強い働きを表す荒御魂をお祀りしています。
経津主大神は『日本書紀』の国譲りの神話で武甕槌大神とともに出雲へ遣わされ、国土平定を成し遂げた神です。香取神宮では古くから国家鎮護の神として崇敬され、その武徳から現在も勝運、交通安全、災難除けなどの神として信仰されています。奥宮は、その経津主大神の力強い荒御魂をお祀りする場所になります。
奥宮 社碑と鳥居

本殿とは雰囲気が大きく異なる奥宮

奥宮は香取神宮の「宮中」と呼ばれる地域、旧参道の中ほどに鎮座しています。楼門の西側から旧参道へ進んでいくと奥宮へ向かうことができ、楼門からは約100mほど離れています。
入口から緩やかな石段を上ると鳥居があり、その先には木々に囲まれた参道が続きます。鳥居をくぐってすぐ社殿があるわけではなく、さらに参道を進んだ奥に奥宮の社殿が建っています。
奥宮 鳥居
朱塗りの楼門や黒漆塗りの社殿を中心に参拝者で賑わう本殿周辺とは雰囲気が大きく変わり、奥宮の周囲は深い木々に包まれています。千葉県公式観光サイトでも、通常の参拝ルートから少し離れた静かな場所にあり、本殿とは異なる雰囲気を感じられる場所として紹介されています。
香取神宮は広い境内を持つため、本殿を参拝してそのまま帰ってしまうと奥宮を見落としてしまうことがあります。本殿と奥宮では同じ経津主大神の異なる御魂をお祀りしているので、時間に余裕があれば両方を参拝するのがおすすめです。
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伊勢神宮の古材で造られた社殿

奥宮の社殿にも大きな見どころがあります。
現在の社殿は、1973年(昭和48年)に行われた伊勢神宮の式年遷宮で役目を終えた古材を譲り受けて造営されたものです。香取神宮公式の境内案内にも「昭和四十八年伊勢神宮御遷宮の折の古材」による社殿であることが明記されています。
奥宮 社殿と案内版
伊勢神宮では20年に一度、社殿を新しく造り替えて御神体を新宮へ遷す式年遷宮が行われます。その際、それまで使用されていた社殿の古材は各地の神社などへ譲られ、新たな建物の用材として受け継がれることがあります。香取神宮の奥宮も、その御用材を受け継いだ社殿のひとつです。
香取神宮 奥宮 社殿
観光情報では建築様式を神明造と紹介しています。 伊勢神宮の式年遷宮で使用された古材が、経津主大神の荒御魂を祀る奥宮の社殿として現在まで受け継がれていることを知ってから見ると、また違った印象を受けるでしょう。

奥宮の御朱印

奥宮には授与所が設けられており、開所している日には本宮とは別に「奥宮」の御朱印をいただくことができます。
奥宮授与所では「奥宮御朱印」のほか、「要石参拝印」や一部の授与品も取り扱っています。香取神宮公式でも正月などの開所情報が案内されています。
ただし、奥宮授与所は常時開いているとは限りません。御朱印を目的に参拝する場合は、当日の開所状況を確認してから向かうと安心です。
香取神宮 奥宮の御朱印・要石の御朱印
香取神宮の奥宮は、本殿から少し離れているため見落としやすい場所ですが、御祭神・経津主大神の荒御魂をお祀りする重要な社です。木々に包まれた静かな参道、伊勢神宮の式年遷宮の古材を受け継いだ社殿、本宮とは異なる奥宮の御朱印など、本殿とはまた違った見どころがあります。

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