御神木 なんじゃもんじゃの木 | 玉前神社 - 神社ファン

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小結

玉前神社

たまさきじんじゃ

千葉県長生郡一宮町一宮3048番地

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御神木 なんじゃもんじゃの木

更新日:2026年8月19日

御神木

玉前神社の境内には、古くから御神木として崇められてきたイスノキがあります。「なんじゃもんじゃの木」とも呼ばれる、玉前神社を代表する樹木の一つです。
イスノキはマンサク科の常緑高木で、漢字では「蚊母樹」と書きます。玉前神社の現地案内では「ひょんのき」とも呼ばれ、常緑で花を咲かせ、実をつける木として紹介されています。
この御神木でもう一つ面白いのが、イスノキと昆虫との関係です。イスノキにはモンゼンイスアブラムシが寄生し、葉や茎に袋のように膨らんだ虫こぶができます。虫が外へ出たあとの虫こぶは中が空洞となり、昔の子どもたちはこれを笛のように吹いて遊んでいました。玉前神社の現地案内にも、この遊びが伝えられています。
「ひょんのき」という一風変わった別名も、イスノキにできる虫こぶと関係するといわれています。虫が出たあとの穴に口を当てて吹くと音が鳴ることから、この名が生まれたとする説があります。
御神木 いすの木(なんじゃもんじゃ)のしめ縄

「なんじゃもんじゃ」とは?

「なんじゃもんじゃ」という名前を聞くと、一つの植物の正式名称のように思えますが、特定の樹種を指す言葉ではありません。
主に関東地方などで、その地域ではあまり見られない木や、種類のよく分からない珍しい大木に対して使われてきた呼び名です。そのため、各地に「なんじゃもんじゃの木」がありますが、すべて同じ種類の木というわけではありません。
代表的なものとして知られるのが、春に白い花を咲かせるヒトツバタゴです。このほかクスノキなど、まったく異なる種類の樹木が「なんじゃもんじゃ」と呼ばれている例があります。玉前神社の場合はヒトツバタゴではなく、イスノキが「なんじゃもんじゃの木」です。
御神木 いすの木(なんじゃもんじゃ)

「なんじゃもんじゃ」の名前の由来

なぜ「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったのかについては、はっきりとしたことは分かっておらず、いくつもの説が伝わっています。
その土地では見慣れない珍しい木だったため、「何という木だろう」という意味から呼ばれるようになったとする説や、神事などに用いる神聖な木であったため、直接その名を呼ぶことを避けたとする説などがあります。
よく知られているのが水戸黄門こと徳川光圀にまつわる伝承です。珍しい木を見た光圀が「この木はなんじゃ」と尋ねたことから「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになった、などいくつかの形で伝えられています。ただし、これは「なんじゃもんじゃ」という呼称全般について語られる伝承の一つで、玉前神社のイスノキを舞台とした話ではありません。
玉前神社の御神木は、古くから神聖な木として守られてきたイスノキであると同時に、「なんじゃもんじゃ」「ひょんのき」「蚊母樹」と複数の呼び名を持つ珍しい木です。参拝の際には樹形だけでなく、葉や枝にも目を向け、イスノキならではの特徴を探してみてください。

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