有名度
大関川越氷川神社
かわごえひかわじんじゃ
埼玉県川越市宮下町2-11-3
戌岩
更新日:2026年10月21日
撫でると子宝・安産のご利益がある「戌岩」
境内を流れる小川のほとり、御神水が湧き出る石枡のそばに「戌岩(いぬいわ)」があります。その名のとおり、岩の姿が犬の顔そっくり。片耳を垂らし、鼻先を神前へ向けているように見えることから「戌岩」と呼ばれています。首元には注連縄が巻かれており、境内にある自然石でありながら、じっと眺めていると本殿を見つめる一匹の犬のように見えてきます。
特に注目したいのが、前方へ突き出した鼻先です。戌岩はこの鼻先を撫でると子宝に恵まれ、安産になるといわれています。子宝や安産を願う方は、御神水とあわせてお参りしてみてください。
御神水のすぐそばにあるため、石枡に目を奪われると見落としてしまうかもしれません。「どこが犬に見えるのだろう」と岩の形を確かめながら探してみるのも、戌岩の楽しみ方のひとつです。

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犬が子宝・安産の象徴となった理由
戌岩が子宝・安産の信仰を集める背景には、古くから続く犬と安産との深い結びつきがあります。犬は一度に多くの子を産み、お産も比較的軽いと考えられてきたことから、子宝と安産の象徴とされてきました。その犬にあやかり、妊娠5か月目に入った最初の「戌の日」に安産を願う習慣が現在まで受け継がれています。
戌の日には、安産を願って腹帯を巻く「帯祝い」を行う風習があります。このときに用いられてきたのが「岩田帯」と呼ばれる腹帯です。地域や家庭によって祝い方は異なりますが、現在でも戌の日を選んで神社へ参拝し、安産祈願を受ける方は少なくありません。
川越氷川神社でも安産祈願が行われており、子宝を願うときから妊娠中の安産祈願、さらに子供が生まれた後の初宮詣まで、家族の節目に参拝することができます。

親子三代の神様を祀る川越氷川神社
川越氷川神社が縁結びだけでなく、子宝や安産、家族の幸せとも深く結びついている理由は、御祭神を見るとよく分かります。祀られているのは、主祭神の素盞嗚尊と妃神の奇稲田姫命、そのお子様といわれる大己貴命、そして奇稲田姫命のご両親である脚摩乳命と手摩乳命の五柱です。
つまり、川越氷川神社には親子三代にわたる家族の神様が揃って祀られています。
さらに、素盞嗚尊と奇稲田姫命、脚摩乳命と手摩乳命という二組の夫婦神が祀られていることから、川越氷川神社は古くから縁結びや夫婦円満の神社として信仰されてきました。良縁によって二人が結ばれ、夫婦となり、やがて子供が生まれて家族になっていく。五柱の御祭神を見ると、川越氷川神社の信仰が単に「良い相手と出会う」という縁結びだけにとどまらず、その先にある夫婦円満や子宝、安産、子供の健やかな成長へとつながっていることが分かります。
そんな家族の神様が鎮座する境内で、子宝・安産の象徴である犬の姿をした戌岩がお祀りされているのも、川越氷川神社らしい見どころのひとつです。
御神水を訪れた際には、そのすぐそばにいる戌岩にも目を向け、鼻先を優しく撫でてお参りしてみてください。
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