有名度
大関川越氷川神社
かわごえひかわじんじゃ
埼玉県川越市宮下町2-11-3
多羅葉の木
更新日:2026年10月21日
「葉書」の語源となった木
本殿の左奥、たくさんの絵馬が奉納された「絵馬トンネル」の近くに、多羅葉(たらよう)の木があります。多羅葉はモチノキ科の常緑高木で、大きく厚みのある葉が特徴です。葉の裏側を先の尖ったもので傷つけると、その部分が黒く変色し、まるでペンで書いたように文字が浮かび上がります。
この性質から「葉書の木」「手紙の木」とも呼ばれ、「葉書」という言葉の語源になったともいわれています。

名前の由来はインドの「多羅葉」
多羅葉という名前にも、文字を書く葉との深い関係があります。古代インドでは、ヤシ科の植物の葉を加工した「貝葉(ばいよう)」に経典が記されていました。こうした経典を書くインドの「多羅葉」になぞらえ、葉の裏に文字を書くことのできる日本の木も「多羅葉」と呼ばれるようになったとされています。
また、葉を火であぶると黒く変色して模様が現れる性質があり、かつては占いにも使われました。そのため、多羅葉は神社やお寺でもよく見られる木です。

「郵便局の木」にもなった多羅葉
文字を書くことのできる葉にちなみ、多羅葉は平成9年(1997)に当時の郵政省によって「郵便局の木」とされ、各地の郵便局にも植えられてきました。さらに、多羅葉の葉は必要な郵便料金分の切手を貼り、宛先を記せば、実際に郵便物として送ることもできます。まさに文字どおりの「葉書」です。
川越氷川神社の多羅葉を見つけると、実際に葉の裏へ文字を書いてみたくなりますが、葉を取ったり傷をつけたりすると木を傷めてしまいます。神社でも葉を取ったり傷つけたりしないよう呼びかけていますので、境内では見るだけにしておきましょう。
この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
川越氷川神社の人気記事
-
縁結び玉をもらってきた 当日の流れと体験この記事を23人が評価
-
拝殿・指定有形文化財の本殿この記事を2人が評価
-
隠れたパワースポット御神木この記事を2人が評価
