祭頭祭 | 鹿島神宮 - 神社ファン

有名度

大関

鹿島神宮

かしまじんぐう

茨城県鹿嶋市宮中2306番地1

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祭頭祭

更新日:2026年8月16日

祭頭祭

色鮮やかな囃人が樫棒を打ち鳴らす鹿島神宮の大祭
鹿島神宮では、毎月1日に行われる「月次祭」をはじめ、4月の「春季例大祭」、9月の「秋季例大祭」など、年間90を超える祭典が斎行されています。そのなかでも特に規模が大きく、勇壮な祭として知られているのが、毎年3月に行われる「祭頭祭(さいとうさい)」です。
祭頭祭は五穀豊穣と天下泰平を祈願する祭で、その起源は奈良時代または平安時代頃までさかのぼると伝えられています。長い歴史を持つ鹿島地方を代表する民俗行事で、1976年(昭和51年)には国の選択無形民俗文化財に選択されました。
祭頭祭の大きな特徴が、毎年同じ地区が祭を担当するのではなく、鹿島神宮周辺にある50あまりの地区から「卜定(ぼくじょう)」によって2地区が選ばれることです。
当番に選ばれた地区では、祭頭祭当日だけでなく、その約1年前から祭が始まります。地区の鎮守社へ鹿島神宮の御祭神の御分霊を迎え、祭頭祭に向けてさまざまな準備や行事を行います。御分霊を迎えた地区には、その1年間、安寧と弥栄がもたらされるとされてきました。そして祭頭祭当日には、その御神恩への感謝を込めて鹿島神宮へ向かい、祭囃子を奉納します。

鮮やかな衣装で練り歩く囃人

祭頭祭の大きな見どころが「囃人(はやしびと)」です。赤や黄色などの色鮮やかな衣装を身につけた囃人たちが、15~16人ほどでひとつの組をつくります。
囃人が手にするのは、長さ約6尺、約180cmにもなる樫の棒です。この長い樫棒を互いに打ち鳴らし、独特の祭囃子を響かせながら鹿島神宮を目指します。
行列は鹿島神宮まで約1kmの道のりをゆっくりと練り歩きます。鮮やかな衣装をまとった人々が長い樫棒を操りながら進む姿は華やかで、同時に非常に力強く、祭頭祭が鹿島神宮を代表する勇壮な祭といわれる理由を実感できる光景です。
やがて一行が鹿島神宮の本殿前へ到着すると、ほら貝の音が境内に響き渡ります。それを合図に囃人たちが一斉に囃したて、祭囃子を奉納して五穀豊穣と天下泰平を祈願します。
祭頭祭
祭頭祭は、当日の華やかな行列だけを見る祭ではありません。卜定によって当番地区が決まり、御分霊を迎え、約1年間にわたって祭に向けた行事を重ね、最後に鹿島神宮へ祭囃子を奉納するまでが一連の祭です。地域と鹿島神宮との深いつながりを現在まで伝える、長い歴史を持つ重要な祭礼です。

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