鹿島神宮樹叢 | 鹿島神宮 - 神社ファン

有名度

大関

鹿島神宮

かしまじんぐう

茨城県鹿嶋市宮中2306番地1

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鹿島神宮樹叢

更新日:2026年8月16日

県内随一の常緑照葉樹林

鹿島神宮の境内は東京ドーム約15個分という広大な面積を誇り、その大部分が深い森に覆われています。この森が「鹿島神宮樹叢(じゅそう)」です。長い年月にわたって神域として守られてきたため、境内には自生する樹木が密生し、茨城県内でも貴重な自然環境が残されています。
樹叢を構成する植物は非常に多彩です。高木層にはモミ・スギ・クスノキ・カシなどの大木がそびえ、その下にはモチノキ・ヒサカキ・アオキなどの低木が生育しています。さらに林床にはシダ類・オカメザサ・ミョウガなどが広がり、大小さまざまな植物によって豊かな森が形成されています。境内で確認されている植物は約800種にものぼります。
鹿島神宮樹叢
鹿島神宮樹叢の大きな特徴が、南方系と北方系の植物を同じ森のなかで見ることができる点です。鹿島周辺は植物分布の境界にあたり、生育南限と生育北限にあたる植物が混在しています。こうした植生と保存状態の良さから、茨城県内でも特に貴重な常緑照葉樹林とされ、「鹿島神宮樹叢」として茨城県の天然記念物に指定されています。
この豊かな森を間近に感じられるのが、楼門から奥宮方面へ延びる参道です。楼門や社殿が並ぶ華やかな一帯から奥へ進むにつれて周囲を大木が覆い、境内の雰囲気も次第に深い森へと変わっていきます。奥宮や要石、さらに御手洗池へ向かう道そのものが、鹿島神宮を代表する見どころのひとつです。
境内の木々
参道では大きな木々の枝葉が空を覆い、晴れた日にはその隙間から木漏れ日が差し込みます。鬱蒼とした森のなかへ光が降り注ぐ光景は神秘的で、写真撮影にもおすすめです。季節や時間帯によって光の入り方や森の表情が変化するため、社殿とはまた違った鹿島神宮の魅力を楽しめます。
天然記念物指定碑
また、これだけ豊かな自然が残されていながら、参道を歩きながら気軽に森を体感できるのも鹿島神宮樹叢の魅力です。木々に囲まれた道は清々しく、地元ではウォーキングコースとして利用する人もいるそうです。
鹿島神宮というと楼門や本殿、奥宮、要石などに目が向きがちですが、それらを包み込む広大な森も神宮を形づくる重要な存在です。奥宮や要石を目指して歩く際には、頭上を覆う巨木や林床の植物、木漏れ日にも目を向けながら、長い歴史のなかで守られてきた鹿島神宮の森を楽しんでみてください。

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