有名度
大関鹿島神宮
かしまじんぐう
茨城県鹿嶋市宮中2306番地1
奥宮
更新日:2026年8月16日
徳川家康が奉納した鹿島神宮最古の社殿
約300mの奥参道を進んだ先に鎮座するのが、鹿島神宮の奥宮です。御祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)の荒魂(あらみたま)。深い森に囲まれた静かな場所に建つ社殿は、鹿島神宮の境内に現存する社殿のなかで最も古い建物です。奥宮の社殿が建立されたのは1605年(慶長10年)。徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利したことへの感謝を込め、当時の鹿島神宮の本宮として奉納しました。

つまり現在の本宮と奥宮は、それぞれ別々に造られた無関係な社殿ではありません。徳川家康が奉納した本殿を父から子へ受け継ぐように残し、秀忠が新たな本殿を造営したことで、現在の2つの社殿が存在しています。両方を参拝すると、江戸時代初期に行われた鹿島神宮の社殿造替の歴史を実際の建物で見ることができます。
毎年11月1日には、奥宮で「月次祭」と「奥宮秋祭」が斎行されています。
武甕槌大神の荒魂を祀る奥宮
本宮と奥宮では、同じ武甕槌大神でも異なる神霊をお祀りしています。本宮で祀られているのが和魂(にぎみたま)、奥宮で祀られているのが荒魂です。神には異なる働きがあるとされ、和魂は穏やかで平和的な働きをする側面、荒魂は力強く活動的で、ときには荒々しい働きをする側面とされています。

奥宮では、二礼二拍手一礼で参拝する際、荒魂を鎮めるため拍手の音を立てないほうがよいともいわれています。静かな森の中に鎮座する奥宮だけに、本宮とは少し違った気持ちでお参りしてみるのもよいでしょう。
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かつてあった御百度標
奥宮正面には数段の階段があり、かつて一番下の中央には「御百度標」が建っていました。御百度標は、お百度参りを行う際の起点となる標です。奥宮にあったものには、参拝した回数を数えるためにつけられた傷が柱頭に残っていました。長年にわたり、この場所で多くの人が願いを込めてお百度参りを行ってきたことを伝えるものでしたが、現在は確認できなくなっています。
奥宮本殿後方の大木
奥宮を参拝したら、本殿後方に立つ大木にも注目です。この木はパワースポットとして密かな人気を集めています。本宮後方にそびえる鹿島神宮の御神木は垣の内側にあり、参拝者が近づいたり触れたりすることはできません。一方、奥宮後方の大木には近づくことができ、実際に木に触れることもできます。

鹿島神宮では本宮だけでなく、奥宮の御朱印も用意されています。御朱印は鹿島神宮の社務所でいただくことができます。本宮で武甕槌大神の和魂を参拝したあとは奥参道を進み、荒魂を祀る奥宮まであわせてお参りするのがおすすめです。
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