末社 熱田社 | 鹿島神宮 - 神社ファン

有名度

大関

鹿島神宮

かしまじんぐう

茨城県鹿嶋市宮中2306番地1

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末社 熱田社

更新日:2026年9月1日

熱田社

鹿島神宮の奥宮へ向かう奥参道沿いには、末社の熱田社(あつたしゃ)が鎮座しています。巨木が立ち並ぶ奥参道ではそのまま通り過ぎてしまいそうな小さなお社ですが、古くから農業を守護する社として信仰されてきました。
御祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)と、その妻である稲田姫命(いなだひめのみこと)の2柱です。素盞嗚尊は天照大御神の弟神で、日本神話を代表する神のひとり。八岐大蛇を退治した神話でよく知られています。
稲田姫命は、その八岐大蛇退治の物語に登場する女神です。毎年娘を八岐大蛇に奪われ、最後に残った稲田姫命も生贄にされようとしていたところを素盞嗚尊が救いました。八岐大蛇を退治した素盞嗚尊は稲田姫命を妻に迎えたため、熱田社では夫婦となった2柱がともにお祀りされていることになります。
熱田社 社殿
現在は「熱田社」と呼ばれていますが、古くは「七夕社」や「田畑社」と呼ばれていました。なかでも「田畑社」という旧称からは、田畑や農耕と深く結びついた信仰があったことがうかがえます。
現在の社名だけでは分かりにくい部分ですが、かつての呼び名を知ることで、地域の人々が農作物の実りや田畑の守護を願ってきた社であることが見えてきます。
鹿島神宮 熱田社 社殿 斜め
鹿島神宮の御祭神・武甕槌大神とは異なる神話に登場する神々が、広大な境内の一角に祀られているところにも、数多くの摂末社を擁する鹿島神宮の信仰の広がりを感じられます。
奥宮へ向かう奥参道では、周囲の巨木に目を奪われがちですが、その道沿いに鎮座する熱田社も見逃したくないお社です。小さな社殿に目を向けると、鹿島神宮が武神への信仰だけではなく、人々の暮らしや生業に関わる信仰も受け継いできたことが見えてきます。

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