茶釜稲荷神社 | 大洗磯前神社 - 神社ファン

有名度

関脇

大洗磯前神社

おおあらいいそさきじんじゃ

茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890番地

😞 🙁 😐 🙂 😄

茶釜稲荷神社

更新日:2026年10月20日

商売繁盛の神を祀るお社

茶釜稲荷神社(ちゃがまいなりじんじゃ)は、與利幾神社の近くに鎮座するお社です。参拝者用の駐車場からも近い場所にあるため、お参りしやすいのではないでしょうか。車道沿いに鳥居が立ち、そこから赤い鳥居が連なる参道が続きます。
大洗磯前神社 茶釜稲荷神社 千本鳥居
参道の脇には狛狐や手水鉢、燈籠が置かれ、その先に玉垣に囲まれた社殿が建ちます。社殿は銅板葺きの入母屋造で、正面には「茶釜稲荷神社」の額が掛かります。
御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。『古事記』では宇迦之御魂神と表記され、須佐之男命と神大市比売の間に生まれた神とされています。「うか」は穀物や食物を意味するとされ、稲をはじめとする穀物の実りを司る神として祀られてきました。
大洗磯前神社 茶釜稲荷神社 鳥居と社殿
稲荷信仰の総本宮である京都の伏見稲荷大社でも宇迦之御魂大神が主祭神として祀られています。もともとは五穀豊穣を願う農耕神としての信仰が中心でしたが、時代とともに商工業を営む人々からも篤く信仰されるようになり、現在では商売繁盛や家内安全など幅広いご利益で知られています。
参道に置かれている狐は、稲荷大神の使いとされる眷属です。狐そのものを神として祀っているわけではありません。赤い鳥居と狛狐が並ぶ参道は、大洗磯前神社周辺に祀られるお社のなかでも、稲荷社らしさを感じられる場所です。
大洗磯前神社 茶釜稲荷神社 社殿
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「茶釜」の名前に残る謎

茶釜稲荷神社で気になるのが、「茶釜」という珍しい社名です。
「茶釜」という屋号を持つ店や旅館で祀られていた稲荷を、後に大洗磯前神社へ託したという説があります。しかし、この説を裏付ける確かな記録は確認できず、創建された時期や詳しい経緯も明らかになっていません。
そのため、「茶釜」の名が実際に屋号から生まれたのか、それとは異なる由来を持つのかは分かっていません。由緒のすべてが明らかになっていないことも、このお社の興味深いところです。
大洗磯前神社 茶釜稲荷神社 扁額

櫛形山神社と大甕磯神社

境内には「櫛形山神社・茶釜稲荷神社・大甕磯神社」の三社名を刻んだ石碑が立っています。また、大甕磯神社の名を単独で刻んだ石碑も残されています。
櫛形山神社と大甕磯神社については、茶釜稲荷神社に合祀されているとする資料もあります。ただし、三社が現在どのような形で祀られているのかを詳しく伝える由緒は確認できません。
大洗磯前神社 茶釜稲荷神社 石碑
現在も茶釜稲荷神社の祭祀は続けられており、大洗磯前神社では5月に「茶釜稲荷神社祭」が行われています。
創建年代や「茶釜」という名前の由来には分からない部分が残っていますが、現在も祭りが受け継がれているお社です。與利幾神社や石尊宮とあわせて境内西側を歩く際には、赤い鳥居が連なる茶釜稲荷神社にもお参りしてみてください。

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