有名度
関脇鹽竈神社
しおがまじんじゃ
宮城県塩竈市一森山1-1
鹽竈神社例祭・流鏑馬神事
更新日:2026年8月14日
鹽竈神社例祭
鹽竈神社の例祭は毎年7月10日に行われる重要な祭典です。古くは陸奥国の国司が参詣したと伝えられ、江戸時代には仙台藩主・伊達家が大神主として奉仕するなど、長い歴史を持っています。当日は本殿で「本殿祭」が斎行された後、「御出幣式(おでへいしき)」が行われます。古くは国家の泰平と国民の平穏を祈願する「朝参神事」と呼ばれていた神事です。
御出幣式では、別宮と左右宮の御本殿に奉安されている御神幣をはじめ、御太刀や御弓矢などの御神宝が楼門まで出御します。
楼門前に到着すると、まず南を向いて御神幣を左・右・左と3度振ります。続いて北を向き、同じように御神幣を3度振った後、再び御本殿へと戻ります。御神宝が本殿を離れて楼門まで出御し、天下泰平を祈る古式ゆかしい神事が現在まで受け継がれています。
例祭に先立つ7月4日から6日には御釜神社で藻塩焼神事が行われ、古代の製塩方法によって作られた塩が、7月10日の例祭で神前に供えられます。塩づくりと深い関わりを持つ鹽竈神社ならではの神饌です。

流鏑馬神事
例祭では「流鏑馬神事」も行われます。その始まりは鎌倉時代までさかのぼり、陸奥国の留守職を務めた伊沢家景(いさわいえかげ)が、部下の士気を高めるために3頭の馬を献じて行ったことが起源と伝えられています。神事では、別宮・左宮・右宮のそれぞれに1頭ずつ、合わせて3頭の馬を立てます。狩衣姿の3人の射主が馬上から弓を構え、設けられた3つの的を狙って矢を放ちます。
疾走する馬上から的を射る一般的な流鏑馬とは異なり、鹽竈神社では馬を立てた状態で矢を射る独特の形式で受け継がれています。
放たれた矢が的に命中すると「除災招福」の瑞祥とされ、災いを除き福を招く吉兆といわれています。鎌倉時代に起源を持つと伝えられる古式の神事として、鹽竈神社例祭の見どころのひとつとなっています。

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