花まつり・藻塩焼神事 | 鹽竈神社 - 神社ファン

有名度

関脇

鹽竈神社

しおがまじんじゃ

宮城県塩竈市一森山1-1

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花まつり・藻塩焼神事

更新日:2026年8月14日

花まつり

毎年4月の第4日曜日に行われる「花まつり」は、安永7年(1778)から続く鹽竈神社の伝統的な祭りです。「帆手祭」「みなと祭」とともに氏子三祭のひとつに数えられています。
祭りの始まりは江戸時代にさかのぼります。当時、旱天による作物の不作が続いたため、困った氏子たちが鹽竈神社に祈願しました。その後、天候が安定して作柄が回復したことから、神恩に感謝して祭りが始められたと伝えられています。
当初は3月10日に行われていましたが、明治時代の改暦後に4月25日へ変更されました。この時期はちょうど境内の桜が満開を迎えることから、「花まつり」と呼ばれるようになりました。現在の4月第4日曜日に行われるようになったのは、昭和60年(1985)からです。祭りでは「帆手祭」と同じく、白装束に身を包んだ16人の担ぎ手が重さ約1トンの神輿を担ぎ、市内を渡御します。
帆手祭の神輿渡御とは異なり、花まつりの担ぎ手は渡御の間、一切言葉を発しません。鐘や太鼓の音、雅楽が響くなか、白装束の担ぎ手によって神輿が静かに進んでいきます。春の桜とともに行われる厳かな神輿渡御が、花まつりの大きな見どころです。

藻塩焼神事

毎年7月4日から6日にかけて、鹽竈神社の境外末社である御釜神社では「藻塩焼神事」が行われます。古代の製塩方法を現在に伝える特殊神事で、鹽竈神社の主祭神・鹽土老翁神と塩づくりとの深い関わりを伝える重要な祭事です。
御釜神社Bachstelze(Wikipedia CC 表示-継承 3.0)
神事は3日間にわたって行われます。7月4日は、製塩に使用する海藻を刈り取る「藻刈神事(海藻神事)」です。翌7月5日には「水替神事」が行われ、満潮時に汲み上げた海水を御釜神社へ運び、境内にある神釜の水を入れ替えます。
そして7月6日に行われるのが「藻塩焼神事」です。海藻のホンダワラを用いて濃度を高めた塩水「鹹水(かんすい)」を煮詰め、古来の方法にならって塩を作ります。単に昔の製塩方法を再現するのではなく、一連の工程そのものが神事として受け継がれていることが大きな特徴です。
雅楽が奏でられるなかで作られた塩は、同日に行われる御釜神社の月次祭で神前に供えられます。さらに7月10日に斎行される鹽竈神社の例祭でも神饌として奉納されます。
釜の水
御釜神社には、「日本三奇」のひとつに数えられる4口の鉄製の神釜があります。神釜を満たす水は、雨が降ってもあふれず、日照りが続いても枯れないと伝えられてきました。さらに、神釜の水の色が変わると何らかの変事が起こる前兆とする伝承もあります。江戸時代には水の色に異変が見られた際、仙台藩へ報告されたとも伝えられています。

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