有名度
関脇鹽竈神社
しおがまじんじゃ
宮城県塩竈市一森山1-1
松明祭(どんと祭)・帆手祭
更新日:2026年8月14日
松明祭(どんと祭)
鹽竈神社では、1月1日の歳旦祭から12月31日の大祓式・除夜祭まで、年間を通してさまざまな祭典が行われています。正月には1月3日の元始祭に続き、1月14日に「松明祭(どんと祭)」が斎行されます。松明祭は、正月に飾った松飾りや古いお札、御守などをお焚き上げし、その御神火にあたりながら1年の無病息災や家内安全、商売繁盛などを祈願する祭りです。
松明祭では「裸参り」が行われることもあります。白鉢巻きに白さらし、白足袋、わらじという姿で、鹽竈神社の表参道にある202段の急な石段を駆け上がり参拝します。厳しい寒さのなかで行われる、新年ならではの勇壮な光景です。

帆手祭(ほてまつり)
毎年3月10日に行われる「帆手祭」は、火伏せを祈願する伝統の祭りです。「花祭」「みなと祭」とともに鹽竈神社の氏子三祭のひとつに数えられ、「塩釜に春を呼ぶ祭」として親しまれています。帆手祭の起源は天和2年(1682)にさかのぼります。この年、塩釜の町が大火に見舞われたことから、火災の鎮圧と町の景気回復を祈願して始められました。当初は「伜まつり」と呼ばれ、正月20日に梵天を掲げて町中を練り歩く祭りでした。
天和4年(1684)には、代官から華美で贅沢な祭りであると指摘され、一時中断されます。しかし、その年に塩釜の町が再び大火に見舞われたため祭りは復活し、その後は正月28日に行われるようになりました。
享保18年(1733)には神輿が完成し、神輿を担いで町内を巡る渡御が行われるようになります。明治5年(1872)には名称を現在の「帆手祭」に改め、祭日も3月10日へ変更されました。その後は戦時中も途絶えることなく受け継がれてきた歴史を持ちます。
現在の帆手祭では、午前10時から本殿祭と初輿祭が斎行され、午前11時30分頃から神輿の渡御が始まります。
最大の見どころが、鹽竈神社の表参道にある202段の急な石段です。重さ約1トンの神輿を16人の担ぎ手が担ぎ、急勾配の石段を一段ずつ下っていきます。巨大な神輿を支えながら急な石段を進む姿は迫力があり、帆手祭を象徴する光景となっています。
石段を下りた神輿は、500人を超える稚児や御供を従えて塩釜市内を巡り、旅御所へと向かいます。そして夜の19時頃、再び表参道へ戻り、今度は約1トンの神輿を担いで202段の急な石段を上ります。
長い渡御を終えた神輿が石段を上りきり、鹽竈神社へ還御するまでが帆手祭の大きな見どころとなっています。

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