鹽竈桜 | 鹽竈神社 - 神社ファン

有名度

関脇

鹽竈神社

しおがまじんじゃ

宮城県塩竈市一森山1-1

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鹽竈桜

更新日:2026年8月14日

国の天然記念物

鹽竈神社は桜の名所として知られ、広い境内には200本を超える桜が植えられています。ソメイヨシノやヤエザクラ、シダレザクラなどさまざまな種類の桜が次々と花を咲かせますが、なかでも見逃せないのが国の天然記念物に指定されている「鹽竈桜」です。境内にある27本の鹽竈桜が国の天然記念物となっています。
鹽竈桜
鹽竈桜は古くから知られてきた桜で、その歴史は平安時代までさかのぼります。平安時代後期の堀河天皇の御製にも「鹽竈桜」の名が見られ、長い歴史を持つ名花として受け継がれてきました。江戸時代になると、近松門左衛門や井原西鶴の作品にも登場するなど、塩竈を象徴する桜として広く知られるようになります。
花は大輪の八重咲きで、1輪に40~60枚ほどの花弁をつけるのが特徴です。開花したばかりの頃は淡い紅色をしていますが、咲き進むにつれて徐々に色が濃くなっていきます。多くの花弁が重なり合う華やかな姿は、一般的なソメイヨシノとは大きく異なります。
鹽竈桜は昭和15年(1940)、国の天然記念物に指定されました。しかし、その後指定されていた木が枯死したため、昭和34年(1959)にいったん指定が解除されています。
貴重な鹽竈桜を後世へ残すため、庭師や研究者の指導を受けながら保存活動が進められ、鹽竈桜保存会によって苗木が育成されました。長年にわたる保存と育成の取り組みが実を結び、昭和62年(1987)には「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」として再び国の天然記念物に指定されました。一度は指定木を失いながら、人の手によって守り育てられ、再指定に至った歴史を持つ桜です。
鹽竈桜アップ
鹽竈桜は遅咲きの桜で、例年の見頃は4月下旬から5月上旬頃です。ソメイヨシノが散った後に見頃を迎えるため、境内では時期をずらしながら長く桜を楽しむことができます。
鹽竈神社では鹽竈桜を神紋としており、毎年5月10日を「鹽竈桜の日」と定めています。当日には鹽竈桜の生育を願う祈願祭が行われ、古くから塩竈を象徴してきた名花が大切に守り継がれています。

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