飛躍の霊狐像 | 竹駒神社 - 神社ファン

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竹駒神社

たけこまじんじゃ

宮城県岩沼市稲荷町1-1

飛躍の霊狐像

更新日:2026年5月11日

飛躍の霊狐像

竹駒神社の境内に建つ「飛躍の霊狐像」は、竹駒神社創建の縁起として伝わる「長櫃の狐」に由来する霊狐像です。後ろ足で地面を蹴り、武隈の森へ向かって飛び出す瞬間を表現した躍動感あふれる姿が特徴となっています。
竹駒神社 飛躍の霊狐像 正面
口には、稲荷大神が司る五穀豊穣の象徴である「稲穂」と、堅く閉ざされたものを開き導く「鍵」をくわえており、五穀豊穣・開運招福の願いが込められています。
『竹駒神社縁起記』によれば、承和9年(842年)、参議・小野篁が陸奥守として多賀の国府へ赴任する際、山城国稲荷山で稲荷大神を国府鎮護の神として勧請しました。大神は白狐の姿となって現れ、その御分霊を長櫃に納めて陸奥へ向かったと伝えられています。
竹駒神社 飛躍の霊狐像 横
その途中、現在の岩沼市南長谷付近に差しかかった際、長櫃の中から鳴き声が響いたため蓋を開けると、白狐が飛び出して武隈の森へ駆け込み、そのまま姿を消しました。小野篁はこれを神意と受け取り、この地に社を建てて稲荷大神を祀ったのが竹駒神社の始まりとされています。
飛躍の霊狐像は、この縁起に描かれる「武隈の森へ駆け込む狐」の姿を表現した像です。制作を手がけたのは、日本彫刻界の巨匠として知られる彫刻家・小倉右一郎氏で、全長約2.27メートルの大型作品となっています。
この像が奉納されたのは1956年(昭和31年)です。奉納者は、1950年(昭和25年)の初午大祭の際、竹駒神社外苑で動物サーカスを興行した樽谷鹿太郎氏で、事業発展への感謝を込めて奉献したと伝えられています。
竹駒神社 飛躍の霊狐像 前の鳥居とお賽銭箱
稲荷信仰では狐は稲荷大神の御神使とされますが、竹駒神社の飛躍の霊狐像は、一般的な座った狛狐像とは異なり、前へ飛び出す動きのある姿で表現されている点が大きな特徴です。像の前には鳥居が建てられており、参拝できるようお賽銭箱も設けられています。竹駒神社創建の物語と結びついた象徴的な像として、現在も多くの参拝者の目を引いています。

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