有名度
小結釣石神社
つりいしじんじゃ
宮城県石巻市北上町十三浜字追波305
年中行事
更新日:2026年8月12日
年中行事
釣石神社では、元旦の歳旦祭から大晦日の大祓まで、一年を通してさまざまな祭典や神事が執り行われています。なかでも大きな行事となるのが、4月29日の春祭、6月30日の夏越大祓、9月第3日曜日の境内社例大祭、11月3日の秋祭です。春祭では、神輿が地域を巡る勇壮な神輿渡御が行われます。境内には舞台が設けられ、地域に古くから伝承されてきた法印神楽も奉納されます。神輿渡御と神楽奉納が行われる春祭は、釣石神社の一年を代表する祭りの一つです。
500年以上受け継がれる法印神楽
春祭で奉納される法印神楽は、かつて法印と呼ばれた修験者たちによって伝えられてきた神楽です。その歴史は500年以上に及ぶとされ、神仏習合や修験道の影響を色濃く残す伝統芸能として受け継がれてきました。法印神楽は、宮城県北東部の旧桃生郡を中心とした地域に伝承されてきた神楽で、釣石神社が鎮座する北上町十三浜にもその伝統が残されています。単なる舞踊ではなく、神話などを題材とした演目を舞によって表現するのが特徴です。
かつては修験者である法印たちが祭礼の場で神楽を奉納していましたが、明治時代の神仏分離によって修験道が廃止されると、その担い手も変化していきました。現在は地域の人々によって伝承活動が続けられ、春祭などの機会に奉納されています。
この法印神楽は昭和58年(1983)に石巻市の無形民俗文化財に指定され、保存会によって舞や演目が受け継がれています。長い歴史を持つ神楽を現在も実際の神社祭礼のなかで見ることができるのは、釣石神社の春祭の大きな見どころです。
6月30日には夏越大祓が行われます。半年間の生活のなかで知らず知らずのうちに身についた罪や穢れを祓い、残る半年を健やかに過ごせるよう祈る神事です。
9月第3日曜日には境内社の例大祭、11月3日には秋祭が執り行われます。そして一年の締めくくりとなる大晦日には大祓が行われ、一年間の罪や穢れを祓って新しい年を迎えます。
このほか、12月第2日曜日には北上川河口のヨシを使った巨大なヨシ輪が奉納されます。歳旦祭から春祭、夏越大祓、境内社例大祭、秋祭、大祓へと季節ごとの祭典が続き、釣石神社では年間を通じて地域に根付いた祭祀と信仰が受け継がれています。
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