チャグチャグ馬コ神事 | 盛岡八幡宮 - 神社ファン

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盛岡八幡宮

もりおかはちまんぐう

岩手県盛岡市八幡町13-1

チャグチャグ馬コ神事

更新日:2025年12月30日

チャグチャグ馬コ神事

チャグチャグ馬コ(チャグチャグうまっコ)は、岩手県滝沢市と盛岡市で毎年6月第2土曜日に行われる伝統行事です。滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで、約14キロメートルの道のりを、色鮮やかな馬具をまとった約60~100頭の馬が行進します。
この行事の起源は、農耕や運搬に欠かせない存在であった馬の無病息災を祈る「蒼前詣」にあります。大型で優秀な馬「南部駒」の産地として知られる南部藩の地域では、日頃の労働への感謝を込め、旧暦5月5日に村人たちが鬼越蒼前神社へ馬を連れて参拝していました。チャグチャグ馬コは、そうした農民の信仰と生活に根ざした行事として受け継がれてきました。
馬には華やかな装飾と多くの鈴が付けられており、歩くたびに「チャグチャグ」と音を立てることが名称の由来とされています。小学生の子どもが稚児として馬に乗る姿も特徴で、長い行程の中で居眠りをする様子が見られることもあります。
もともとは旧暦5月5日に行われていましたが、農繁期を避けるため、1958年(昭和33年)から新暦6月15日に変更されました。その後、より多くの人が参加・観覧しやすいよう、2001年以降は6月第2土曜日の開催となっています。
1978年には「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、1996年には馬の鈴の音が環境庁の「残したい日本の音風景100選」に選ばれました。200年以上続く伝統行事として、現在も多くの人々に親しまれています。
また、行列の正式ルートには含まれませんが、馬の所有者との関係から矢巾町も開催団体に加わり、幼稚園や老人ホームなどを訪れる関連行事が行われています。2023年には矢巾町で初めて本開催に準じた行進が行われ、6頭の馬が町内を練り歩きました。
チャグチャグ馬コは、馬への感謝と地域の信仰、そして美しい音と風景が一体となった、岩手を代表する民俗行事です。
チャグチャグ馬コの行列掬茶(Wikipedia CC 表示-継承 4.0)

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