指定文化財の青銅燈籠 | 盛岡八幡宮 - 神社ファン

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盛岡八幡宮

もりおかはちまんぐう

岩手県盛岡市八幡町13-1

指定文化財の青銅燈籠

更新日:2026年1月2日

青銅燈籠

鳥居をくぐって参道を少し進むと、狛犬の後方付近に青銅燈籠(せいどうとうろう)が2基建っています。この青銅燈籠2基は、盛岡市指定文化財(工芸)に指定されている重要な文化財です。盛岡八幡宮の歴史と信仰の厚さを今に伝える貴重な遺品として知られています。
青銅燈籠 左側
青銅燈籠は、城下町盛岡の町人たちによって盛岡八幡宮へ奉納されたもので、文化9年(1812年)に、盛岡藩御用職人であった藤田家5代目・藤田善兵衛秀彭と、その弟・善蔵情有によって鋳造されました。郷土の名工による作品であり、当時の高い鋳造技術をうかがうことができます。
構造は上部から宝珠・笠・火袋・中台・竿・基礎・基壇で構成され、青銅製の部分は分割できる構造となっています。笠は円形で、蕨手状の反りをもつ稜線によって六区分されており、火袋には鳳凰や桐花文の透かし彫りが施されています。中台には左右一対で子・丑・寅などの十二支が鋳出され、基礎部分には牡丹や唐獅子、銘文が陽鋳されています。
青銅燈籠 右側
この青銅燈籠は、かつて盛岡藩第11代藩主・南部利敬によって、盛岡八幡宮から「札の辻」(現在の岩手銀行中ノ橋支店付近)へ移され、その際に「八幡宮」の文字が削り取られたと伝えられています。その後、氏子たちの尽力により、再び盛岡八幡宮の境内へ戻されました。
現在、青銅燈籠は盛岡八幡宮が所有・管理しており、昭和57年(1982年)9月1日付で盛岡市指定文化財に指定されています。長年にわたり保存が図られ、現在も境内の見どころの一つとして大切に受け継がれています。

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