船霊系
ふなだま
- 信仰
神社系統ランキング113位(20社)
系統説明
船霊をまつる神社の系統。
船霊は船玉とも表記され、航海の安全を願う神として船乗りや漁師たちに古くから信仰されている。
祭神
祭神は船霊。
船霊自体は元々、民間信仰の神であり神道との関連はないが、神社の船玉の神は猿田彦や住吉三神、天鳥船命などがまつられることが多い。
また船玉明神や船玉大神が祭神としてまつられていることも多く、これらも船霊であると考えられる。
系統分布
船霊系は全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「船玉」などがある。
船を守護し航海の安全を守る神として各地の海を生業とする漁民たちに信仰されており、江戸時代に廻船業者の間で流行したものが全国に広がったと考えられている。
船霊信仰
船霊信仰とは船舶・航海守護の性格をもつ神霊に対する民間の信仰で、船乗りや漁師による航海安全や大漁が祈願された。船神様、おふなだ様、おがたま様など地方毎に呼び名があり、信仰対象となる神も一定ではない。
船中にまつる場合は新造した船の船下し直前に船大工の手で行われた。神体は男女一対の人形、銭12文、賽2個、女性の毛髪、米・麦・粟・大豆・小豆の五穀などを納めることが一般的とされる。銭12文は1年の12か月を表す12枚で、閏月のある年は13枚納められた。2個の賽は一部が繋がったままで、「天一、地六、表三(見)あわせ、艫四あわせ(幸せ)」の向きで置くと決められていた。これは1を上に6を下に、船首(表)に3を、船尾(艫)に4の目を向け、船の幸せを祈願する意味があるといわれる。また船霊を女神と捉え、化粧品や櫛、かんざしなどを納めることも多く、「船霊様が嫉妬する」といわれることから、女性の乗船を忌み嫌う地域も多かった。
漁獲量は船霊に左右されると信じられ、不漁続きや海で水死人を引き上げた時には船霊を入れ替えることもあった。航行中に船霊から音が聞こえることがあり、この音によって吉凶の前触れを示すと信じられた。
主なご利益
- 航海安全
- 大漁
船霊系の祭神である船霊は、船の守護神として航海安全や大漁のご利益がある。
同系統の主な神社
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栃木県さくら市上阿久津150
主な祭神船玉命
主な神社系統船霊系
- 安全
- 仕事
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大阪府泉大津市若宮町4-12
主な祭神息長帯姫命(神功皇后) 品陀別命(応神天皇) 素戔嗚尊(お天王) 天照大神 船玉神 菅原道真公
主な神社系統八幡系 祇園・須佐系 伊勢・神明系 船霊系 天満・天神系
- その他
- 仕事
- 勝負
- 厄除・開運
- 健康
- 安全
- 学業・技芸
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茨城県小美玉市大谷632番地
主な祭神猿田彦命 誉田別命
主な神社系統船霊系 八幡系
- 安全
- 仕事
- その他
- 勝負
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大阪府岸和田市包近町1448
主な祭神菅原道眞 船玉大神
主な神社系統天満・天神系 船霊系
- 学業・技芸
- 安全
- 仕事
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鳥取県米子市車尾2丁目26−20
主な祭神闇龗神 高龗神 船玉神
主な神社系統貴船系 船霊系
- その他
- 恋愛
- 安全
- 仕事
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島根県鹿足郡津和野町添谷81
主な祭神少彦名命 大己貴命 素盞鳴命 大三輪神 金山姫命 船玉大神
主な神社系統少彦名系 出雲・オオナムチ系 祇園・須佐系 金毘羅系 船霊系
- 健康
- 恋愛
- 仕事
- 子供
- 厄除・開運
- 安全
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秋田県大仙市協和船岡字向小沢13・14
主な祭神底筒男命 中筒男命 表筒之男命
主な神社系統船霊系
- 安全
- 仕事
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香川県高松市生鳥町685
主な祭神鳥船神
主な神社系統船霊系
- 安全
- 仕事
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高知県四万十市下田4222番
主な祭神高龗神 別雷神 船玉命 闇龗神 罔象女命 天之古賀豆良命
主な神社系統貴船系 船霊系
- その他
- 恋愛
- 安全
- 仕事
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長崎県長崎市木鉢町14番地
主な祭神不動明王 白髭大明神 船魂神 稲荷大明神
主な神社系統不動明王系 白髭・猿田彦系 船霊系 稲荷系
- 金運
