愛宕太郎坊天狗
あたごたろうぼうてんぐ
- 神話・伝説
- 天狗

月岡芳年
祭神ランキング1527位
愛宕太郎坊天狗とは?
愛宕太郎坊天狗は民間信仰の神。飛鳥時代に修験道の開祖である役小角がふもとから愛宕山を上るために祈祷をしていた際に天竺の大天狗日羅や中国天狗是界らとともに愛宕太郎坊天狗が九億四万余の天狗を引き連れ姿を現したという伝承が残されている。愛宕太郎坊に続き、滋賀比良山次郎坊、長野飯縄山三郎坊らと共に日本八代天狗と称され、太郎坊天狗はその中でも筆頭と言われている。天竺(インド)や中国では天に長い尾を引き走り去る流れ星や彗星を、その容姿が山を駆け巡るキツネや犬に似ている事から「天のキツネ」「天の犬」と例え、天の狗と漢字を当てたことがそもそもの天狗の語源とも言われている。また、太郎には長男を示す意味があり、太郎坊天狗はその天狗の中でも随一の大天狗と認識されていたと考えられる。また、記紀に登場する猿田彦神の御姿が鼻の長さが七咫、背の長さが七尺と記されている事から猿田彦神と同一視する説も存在している。 太郎坊天狗は京都市右京区にある愛宕神社に祭神として祀られている。太郎坊天狗は神仏習合により愛宕権現と同一視され、愛宕山に愛宕大権現を祀る白雲寺が建立された。しかし、明治時代の神仏分離の考え方から愛宕権現とは分離され白雲寺は廃寺になり愛宕神社となった。太郎坊天狗には古来より火伏せ、火難除けのご利益があると信じられている。
ご神徳
火伏せ 火難除け
同一とされる神様
祀られている主な神社
木野愛宕神社
(京都府左京区岩倉木野町266)
