ワタツミ
わたつみ
- 神話・伝説
- 不明

玉蘭斎貞秀(神佛図會)

萩野由之(少年日本歴史読本)
祭神ランキング136位
ワタツミとは?
ワタツミは記紀神話に登場する海の神である。綿津見神、海神、少童神などとも表記され、古事記では伊邪那岐命と伊邪那美命による神産みの段で生まれた神々として登場する。古事記では底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神の三柱、日本書紀では底少童命・中少童命・表筒男命など異なる表記も見られる。さらに、伊邪那岐命が黄泉国から帰還し禊を行った際にも海に関わる神々が生まれており、海原を支配する神格としての性格が強調されている。ワタツミは海そのものを神格化した存在であり、潮の満ち引きや海流を司る神と考えられてきた。古代の日本では海が交通・漁業・交易の基盤であったため、航海安全や大漁祈願の神として広く信仰された。 神名の「ワタ」は海、「ツ」は助詞、「ミ」は神霊を表す語とされ、海の霊威そのものを意味すると考えられている。また、山幸彦と海幸彦の神話では、山幸彦が海神宮を訪れ、海神の娘である豊玉毘売命と結ばれる物語が描かれている。この海神がワタツミであり、竜宮伝承の原型になったともいわれる。海中に広がる神秘的な宮殿を治め、潮満珠・潮干珠を授ける存在として知られ、海の支配者としての威厳を示している。こうした神話から、ワタツミは航海安全・豊漁・水難除け・交通安全などのご利益を持つ神として信仰されてきた。
神格
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
綿津見神わたつみのかみ
古事記
少童命わたつみのみこと
日本書紀
海神わたつみ
日本書紀
海神豊玉彦わたつみとよたまひこ
日本書紀
豊玉彦命とよたまひこのみこと
その他
海津美神わたつみのかみ
その他
祀られている主な神社
鵜鳥神社
(岩手県普代村25字卯子酉6)
檜山神社
(秋田県能代市桧山字越王下21)
石坐神社
(滋賀県大津市西の庄15-16)
林神社
(兵庫県明石市宮の上5−1)
福栄神社
(鳥取県日南町神福1247番)
