椎根津彦/珍彦
しいねつひこ/うずひこ
- 神話・伝説
- 男神・男性

菊池容斎(前賢故実)
祭神ランキング324位
椎根津彦/珍彦とは?
椎根津彦は記紀神話などに登場する男神。古事記では槁根津日子、日本書紀では椎根津彦と記載されている。神武天皇が東征の折、速吸門に差し掛かった際に亀の背に乗り釣りをしている珍彦と名乗る国津神に出会う。神武天皇に対して水先案内人としての先導役を申し出たために椎根津彦の名を賜った。椎根津彦とは椎の木でできた竿を持つ男という意味であり、竿とは船を操る櫂を指すという解釈もある。椎根津彦は道臣命と共に神武天皇の東征に大きく貢献した神様であり、武に秀でた道臣命に対して、知略に優れた神と言われている。東征にあたっては、貧相な蓑を被った老人になりすまし天香山の土を獲た。神武天皇はその土で土器を作り、神を祀ることで勝利を得たという逸話も残されている。速吸門は日本書紀では豊予海峡を指し、古事記では吉備国の児島湾口を指すとされ、その場所には相違がある。いずれにしても、神武東征に当たり瀬戸内の海人が臣下の礼をとり付き従ったことが象徴されている伝承と言える。 椎根津彦は神戸市東灘区にある保久良神社に祭神として祀られている。祭神の椎根津彦が神武東征の水先案内人を務めたことから海上安全、交通安全、開運招福などのご利益があるとされている。
出典文献
古事記
日本書紀
先代旧事本紀
古語拾遺
新撰姓氏録
ご神徳
交通安全 海上安全 開運招福
別称・異称
槁根津日子さおねつひこ
古事記
珍彦うずひこ
日本書紀/先代旧事本紀
椎根津彦しいねつひこ
日本書紀/先代旧事本紀/古語拾遺
宇豆彦うずひこ
新撰姓氏録
神知津彦かんしりつひこ
新撰姓氏録
宇須彦神うずひこのかみ
その他
