天棚機姫神 神社の神様 - 神社ファン

天棚機姫神

あめのたなばたひめ

  • 神話・伝説
  • 女神・女性

祭神ランキング234位

天棚機姫神とは?

天棚機姫神は古語拾遺などに登場する女神。天八千千比売命や天衣織女命などは別名とされるが、天八千千比売命は娘あるいは孫との説もある。古語拾遺では、「天岩戸」の段で天照大御神を誘い出すため、神が着用する衣服の神衣の和衣を織ったとされる。この時に文布《シドリ》を織った天羽槌雄神と共に機織りの神とされ、同じく機織りの神として登場する、日本書紀の栲幡千千姫命(古事記における万幡豊秋津師比売命)とは同一神ともいわれる。日本神話では、葦原中国へ降臨した天孫・瓊瓊杵尊の母神として知られる。古来より機織りは神事に関わる神聖な仕事であり、機殿で神に奉げる布帛《ふはく》を織る機織女を神格化した存在と考えられている。機織りの神であり、織物業守護のご利益がある。 天棚機姫神は神服織機殿神社(三重県松阪市)、初生衣神社(静岡県浜松市)、本宮倭文神社(山梨県韮崎市)などで祭神としてまつられている。神に神衣を奉職する二社の機殿神社のうち、下機殿とよばれる神服織機殿神社では、絹で織った和妙《にぎたえ》を奉織する。天棚機姫神は機殿の守護神としてまつられ、機殿を中心に盛んになった紡績業を営む人々から信仰を集めている。

出典文献

先代旧事本紀

古語拾遺

神格

機織りの神

ご神徳

織物業守護

別称・異称

天棚機姫神

あめのたなばたひめのかみ

先代旧事本紀/古語拾遺

天之多奈波太姫命

あめのたまばたひめのみこと

その他

同一とされる神様

万幡豊秋津師比売命/栲幡千千姫命  

祀られている主な神社

足利織姫神社
(栃木県足利市西宮町3889)
倭文神社
(山梨県韮崎市穂坂町宮久保六〇五一)
服織神社
(愛知県豊川市足山田町滝場31番)
多奈波太神社
(愛知県北区金城四丁目13番16号)
機物神社
(大阪府交野市倉治1-1-7)