有名度
関脇阿蘇神社
あそじんじゃ
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1
奥宮 阿蘇山上神社
更新日:2026年7月30日
阿蘇中岳火口を御神体として遥拝する阿蘇神社の上宮
阿蘇山の中岳近く、火口に向かって拝殿が建つのが阿蘇山上神社(あそさんじょうじんじゃ)です。阿蘇山麓に鎮座する阿蘇神社が「下宮」と呼ばれるのに対し、阿蘇山上神社は「上宮」として親しまれ、阿蘇神社の奥宮とされています。古くから阿蘇山そのものが阿蘇神社の御神体として信仰されてきました。なかでも阿蘇中岳火口の湯だまりは「神霊池」と呼ばれ、神聖な場所と考えられています。阿蘇山上神社には本殿は設けられておらず、拝殿が阿蘇中岳火口を遥拝するための拝所となっています。活火山を御神体として直接拝する全国でも珍しい信仰の形を今に伝える神社です。
毎年6月には、中岳火口へ神職が御幣(ごへい)を投じる「火口鎮めの儀」が執り行われ、火山の鎮静と地域の安全を祈願します。

伝説「左京ヶ橋(蛇腹)」
阿蘇山上神社の裏手には「左京ヶ橋(蛇腹)」と呼ばれる橋があります。かつて阿蘇山火口へ向かう参道の途中に架けられた橋で、古くから不思議な伝説が語り継がれてきました。その昔、左京という侍が橋を渡ろうとした際、小さな蛇が行く手をふさいでいました。左京が刀を抜いて蛇を斬ろうとすると、たちまち雲が湧き、激しい風が吹き荒れ、蛇は龍となって天へ昇っていったといいます。左京はこの出来事を恐れ、その後早世したと伝えられ、この橋は「左京ヶ橋」と呼ばれるようになりました。
また、心に邪念を持つ者が橋を渡ると、前方の岩が大蛇に見えて先へ進めなくなるという言い伝えも残されています。かつては未婚の男女が橋を渡り、自らの心の清らかさを確かめる場であったとも伝えられています。
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