車祓所・神楽殿・神宝館 | 速谷神社 - 神社ファン

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速谷神社

はやたにじんじゃ

広島県廿日市市上平良308番地の1

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車祓所・神楽殿・神宝館

更新日:2026年9月14日

車祓所

神門の左手には、交通安全祈願で使用される「車祓所」があります。殿舎には、罪や穢れを祓い清める神である祓戸大神(はらえどのおおかみ)が祀られています。
速谷神社で車のお祓いを受ける場合は、まず御社殿で運転者の祈祷が行われ、その後、車祓所で車両を1台ずつお祓いします。車は神様の方へ頭を向けるよう、車祓所の前に前向きで駐車するのが作法です。
古くから山陽道の守護神として道中安全の信仰を集め、現在では「車を買ったら速谷さん」といわれる速谷神社。その交通安全祈願を実際に行う場所が、この車祓所です。新車や中古車だけでなく、二輪車の安全祈願も行われています。
車祓所Pooler316(wikipedia CC0)

神楽殿

境内にある神楽殿は、昭和2年(1927年)に完成した旧社務所を保存・改修し、平成23年(2011年)に完成した斎館の一部です。
旧社務所は木造平屋・素木造・銅板葺の建物で、速谷神社が国幣中社であった時代に旧内務省神社局が設計しました。基礎には堅い栗材が使われ、余分な装飾を抑えた戦前の神社建築の特徴を残しています。この建物を後世へ残しながら活用するため、京都の宮大工10人が神社に泊まり込み、9か月をかけて改修しました。
完成した斎館は191平方メートルあり、その一角に檜の舞台を備えた神楽殿が設けられています。舞台周囲の高欄は取り外すことができ、神楽だけでなく能舞台としても使用できる構造です。
速谷神社では、御祭神の神恩に感謝するため神楽舞が奉納されます。広島県は各地に神楽が伝承されている地域でもあり、速谷神社でも祭礼の際には神楽奉納を見ることができます。現在の神楽殿は、昭和初期の旧社務所を残しながら新たな役割を与えた建物であることにも注目です。
神楽殿Pooler316(wikipedia CC0)

神宝館

境内の神宝館には、速谷神社に伝わる御神宝や文化財が展示されています。なかでも注目したいのが、広島県重要文化財に指定されている「木造狛犬」一対です。
この狛犬は室町時代中期の作とされ、木地に胡粉(ごふん)を塗り、その上を漆で塗り固めています。頭部には金箔が施され、阿形と吽形では頭髪を白・黒・緑に塗り分けるなど、細部まで凝った仕上げとなっています。昭和60年(1985年)12月2日に広島県重要文化財に指定されました。
もう一つの重要な文化財が「紙本墨書 大願寺尊海文書(大願寺領作務帳)」1巻です。天文16年(1547年)に大願寺住職の尊海によって記された文書で、速田大明神の修理に関する記録などが残されています。中世の速谷神社だけでなく、当時の社会状況を知るうえでも貴重な史料です。こちらも広島県重要文化財に指定されています。
神宝館には、このほかにも速谷神社に伝わる御神宝類が展示されています。境内の建物や石造物を見るだけでは分からない速谷神社の歴史を、実際に伝来した文化財から知ることができる施設です。特に室町時代の木造狛犬と大願寺尊海文書は、長い歴史を持つ速谷神社ならではの見どころとなっています。

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