左近の桜・右近の橘 | 速谷神社 - 神社ファン

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速谷神社

はやたにじんじゃ

広島県廿日市市上平良308番地の1

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左近の桜・右近の橘

更新日:2026年9月14日

左近の桜・右近の橘

拝殿前には「左近の桜」と「右近の橘」が植えられています。拝殿に向かって左手が桜、右手が橘です。この配置は、平安宮内裏の紫宸殿前庭に由来する伝統で、京都御所の紫宸殿前にも左近の桜と右近の橘が植えられています。速谷神社でも2本の樹木が御社殿前を左右から彩っています。
左手にある「左近の桜」は八重紅枝垂桜です。一般的なソメイヨシノより1週間ほど遅れて満開を迎え、垂れ下がった枝いっぱいに紅色の八重の花を咲かせます。速谷神社では、五分から七分咲きの頃に特に鮮やかな紅色を楽しめると紹介しています。
毎年4月10日には、この桜の開花時期に合わせて「桜花祭」が斎行されます。桜花祭は、大正13年(1924年)に速谷神社が国幣中社へ列格したことを記念する祭典です。春には八重紅枝垂桜の紅色の花と御社殿を一緒に見ることができ、速谷神社の境内が最も華やぐ時期の一つとなります。
向かって右手に植えられているのが「右近の橘」です。橘は日本に自生する常緑の柑橘で、初夏になると白い五弁の花を咲かせ、爽やかな香りを漂わせます。その後はミカンに似た直径3cmほどの実を付け、冬になると黄色く熟します。花、緑の葉、黄色い実と、季節によって異なる姿を見ることができる樹木です。
左近の桜、右近の橘Saigen Jiro(wikipedia CC0)
速谷神社では以前から右近の橘が植えられていましたが、以前の橘は失われ、現在見られるものは植え替えられた若木です。過去の境内写真でも、左近の桜と比べてまだ小さな橘が確認できます。今後成長すれば、御社殿前で左近の桜と対をなす姿を見ることができます。
春に紅色の花を枝いっぱいに付ける左近の桜と、一年を通して緑の葉を保つ右近の橘。御社殿を正面に左右を見比べると、平安時代から受け継がれてきた桜と橘の配置を速谷神社でも見ることができます。特に桜の開花時期には、御社殿と八重紅枝垂桜をあわせて楽しみたい場所です。

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