有名度
関脇金持神社
かねもちじんじゃ
鳥取県日野郡日野町金持74番
御神木・金持礫岩
更新日:2026年9月11日
樹齢600~700年の御神木
金持神社の境内には、「鳥取県銘木100選」に選ばれている香椿(チャンチン)と椹(サワラ)があります。いずれも樹齢600~700年余りとされる古木で、金持神社の長い歴史を伝える御神木です。鳥居をくぐってすぐ右手に立つのが香椿です。中国原産のセンダン科の薬木で、鳥取県内では金持神社の1本しか確認されていないという珍しい木です。
金持地区は、かつて鉄の生産が行われた土地でした。金持神社によると、たたら製鉄に携わった人々がやけどをしたり目を痛めたりした際、薬として利用するために香椿が植えられたのではないかと伝えられています。

もう1本の御神木が、参道の石段途中に立つ椹です。
こちらも樹齢600年ほどとされる古木ですが、香椿とは植えられたとされる目的が異なります。椹は神社の遷宮を行う際、屋根の材料として利用するために植えられたものと考えられています。
製鉄に携わる人々のための薬木と伝わる香椿と、神社の屋根材とするために植えられたと考えられる椹。金持神社では、由来の異なる2本の古木を見ることができます。

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約1億年前に形成された金持礫岩
金持神社へ向かうふもとの駐車場では、「金持礫岩(かねちれきがん)」と呼ばれる岩石を見ることができます。礫岩とは、さまざまな種類の礫が集まり、堆積して固まった岩石です。金持礫岩は金持地区にいくつか分布しており、約1億年前の中生代白亜紀からその後の時代にかけて形成されたものと考えられています。
駐車場に置かれている金持礫岩には、さらに古い時代にできた岩石の礫や火山性の物質が含まれています。そのため、火山活動に伴って形成された可能性も考えられています。
金持礫岩には形成過程など、現在も明らかになっていない部分があります。金持地区そのものの成り立ちを伝える、地質学的にも興味深い岩石です。
金持神社では境内の御神木だけでなく、参拝前後に駐車場の金持礫岩も確認してみてください。数百年を生きる御神木と、はるか約1億年前までさかのぼる岩石という、異なる時間の積み重なりを見ることができます。

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