水戸光圀公像 | 湊川神社 - 神社ファン

有名度

関脇

湊川神社

みなとがわじんじゃ

兵庫県中央区多聞通3丁目1−1

水戸光圀公像

更新日:2025年12月27日

楠公墓碑建立の功績を讃えた銅像

大楠公御墓所の傍らには、水戸黄門として広く知られる徳川光圀公の銅像が建っています。光圀公は1691年(元禄4年)に水戸藩主を辞し、西山荘に隠居して大日本史の編纂に着手しました。その翌年、楠木正成公を深く敬っていた光圀公は「嗚呼忠臣楠子之墓」の墓碑を建立し、正成公の忠義を広く世に伝えたのです。
水戸光圀公像
湊川神社ではこの功績をたたえ、銅像建立を発願しました。委員長に小倉正恒氏を迎え、1955年(昭和30年)7月11日に完成しています。原型を手がけたのは、高村光雲や朝倉文夫と並び近代日本を代表する彫刻家として知られる平櫛田中(ひらくしでんちゅう)です。写実的な作風で知られる平櫛田中の手により、西山荘で隠居生活を送る光圀公の姿が見事に表現されています。
水戸光圀公像と紹介の石碑

彫刻家「平櫛田中」

水戸光圀公像を手がけた平櫛田中についてもご紹介します。田中は少年期に木彫に興味を持ち、1893年(明治26年)に中谷省古に弟子入りして木彫の道に入りました。以来、100歳を超えてなお現役で制作を続け、1962年(昭和37年)には文化勲章を受章しています。
代表作として知られる「鏡獅子」は、歌舞伎舞踊「春興鏡獅子」を題材にした作品です。1937年(昭和12年)、歌舞伎座で上演された六代目尾上菊五郎の舞台に25日間通い続け、場所を変えながら観察を重ねてポーズを決めたといいます。構想から完成まで20年の歳月をかけた生涯の大作で、現在、国立劇場に展示されています。
湊川神社には平櫛田中の作品が複数あります。大楠公御墓所の傍らに建つ水戸光圀公像、本殿の御扉近くに安置された獅子狛犬像、そして宝物殿に収蔵されている楠木正成像です。写実を追求した平櫛田中ならではの表現が見て取れます。
平櫛田中現代美術家名鑑 昭和29年度改正版(wikipedia パブリック・ドメイン)

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