有名度
関脇湊川神社
みなとがわじんじゃ
兵庫県神戸市中央区多聞通3丁目1−1
楠公墓所 燈籠群
更新日:2025年12月29日
尼崎藩の歴代藩主が奉納した燈籠
大楠公御墓所へと続く参道には、尼崎藩の歴代藩主が奉納した燈籠が立ち並んでいます。1751年(宝暦元年)に藩主・松平忠名が寄進したのが始まりで、松平忠興に至るまで代々の藩主がこの地への崇敬を示し続けてきました。燈籠は古くから神仏への祈りや敬意を表すものとして奉納されてきましたが、この燈籠群にも楠木正成公への深い敬慕の念が込められています。楠木正成は後醍醐天皇に忠節を尽くした忠義の象徴として、日本史上広く評価されています。また、1826年(文政9年)にはオランダ人医師・博物学者シーボルトも「嗚呼忠臣楠子之墓」を訪れており、この地に対して幕末以前から歴史的関心が向けられていたことが史料として確認されています。
幕末から明治維新にかけては、吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、伊藤博文といった勤王の志士たちがこの墓所を訪れました。正成公の忠誠心を慕い、報国の志を胸に誓った彼らは、やがて倒幕へと身を投じていきます。1700年代から残るこの燈籠群は、志士たちが目にしたであろう当時の光景を今に伝えています。

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