有名度
小結方違神社
ほうちがいじんじゃ
大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
天然記念物 くろがねもち・指定保存の樹木
更新日:2026年9月8日
樹齢400年を超える「くろがねもち」
方違神社の南東、けやき通りの歩道に立つ大きな「くろがねもち」は、大阪府指定天然記念物です。1973年(昭和48)に天然記念物に指定された古木で、幹周は約4m。堺市内にもくろがねもちは生育していますが、そのなかでも方違神社のくろがねもちは特に大きな木とされています。
案内板とともに立つ現在の姿を見ると、境内の樹木というより、街路のなかに古木だけが残されているように見えます。しかし、これは周辺の歴史と深く関係しています。

向井神社の境内にあったくろがねもち
くろがねもちは、もともと方違神社に合祀された向井神社の境内に生えていた木です。その後、向井神社の境内地は宅地化され、現在は方違神社南東側を通るけやき通りの歩道となりました。
周囲の景観が大きく変わった現在もくろがねもちは同じ場所に残されており、かつてこの一帯に向井神社が鎮座していたことを伝える存在にもなっています。

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空洞を抱えながら残る古木
樹齢は400年を超えるといわれ、かつては樹高約12mに達していたと伝えられています。長い年月を経た現在は樹勢が衰え、幹の中央には大きな空洞ができています。残された幹や枝には鋼鉄製の支柱が設けられており、古木を支えている様子を間近に見ることができます。
NPOおおさか緑と樹木の診断協会による剪定などの管理も行われ、貴重な古木を後世へ残すための保護が続けられています。
方違神社の境内だけを参拝すると見落としやすい場所ですが、神社南東のけやき通りまで足を延ばして見ておきたい見どころです。400年以上の年月を生き、周囲の景観が変化した現在も残る姿から、この土地が歩んできた歴史を感じることができます。

境内に残る堺市指定保存樹木
方違神社の境内には、堺市の保存樹木に指定されている「くすの木」と「いちょうの木」があります。保存樹木は、地域の景観に潤いや魅力を与えるとともに、地域の歴史や文化を伝える大切な樹木を守るための制度です。方違神社のくすの木といちょうの木は、1980年(昭和55)3月15日に堺市指定保存樹木となりました。
境内で特に目を引くのが、大きく枝を広げるくすの木です。太い幹から何本もの枝が伸び、豊かな葉を茂らせています。社殿だけでなく、長い年月をかけて育ってきた境内の樹木も方違神社の見どころの一つです。
なお、前述の大阪府指定天然記念物「方違神社のくろがねもち」とは別の樹木です。くろがねもちは神社南東のけやき通りに残されていますが、こちらのくすの木といちょうの木は方違神社の境内にあり、堺市の保存樹木として大切に守られています。

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