有名度
横綱伏見稲荷大社
ふしみいなりたいしゃ
京都府京都市伏見区深草藪之内町68
末社 お産場稲荷
更新日:2026年7月18日
子宝・安産のご利益で信仰されるお産場稲荷
お産場稲荷(さんばいなり)は、伏見稲荷大社の末社で、子宝・安産のご利益で知られる信仰の場です。玉山稲荷社を左へ進み、「おさんば道」を通って大八嶋社を過ぎた先に鎮座しています。
時間に余裕があれば、稲荷山を巡拝した後に参拝するのがおすすめです。四ツ辻から楼門方面へ下る参道を進むと、お産場稲荷へ向かう道があります。稲荷山巡拝の締めくくりとして参拝することで、願い事が成就すると古くから信仰されています。
御祭神・由縁
御祭神は産場大明神(さんばだいみょうじん)です。古くから、この場所には稲荷大神の眷属である夫婦狐が住んでいたと伝えられています。女狐が身ごもると、男狐は安全な穴を掘って女狐を守り、無事に子狐が生まれました。その後も夫婦で仲良く子育てをし、子狐は元気に成長したといわれています。


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参拝方法
お産場稲荷では、昔から伝わる作法に従って参拝する人が多くいます。① お産場茶屋で授与品を受ける
参拝前に、お産場稲荷のそばにある「お産場茶屋」で、ろうそくや供物、絵馬などを受けます。
供物は持参したものでも構いませんが、ろうそくだけは茶屋で購入するのがおすすめです。茶屋で授与されるろうそくには動物除けの成分が含まれており、カラスなどの被害を防ぐ工夫がされています。
また、絵馬を奉納すると毎日安産祈願をしていただけるため、多くの方があわせて奉納しています。

本殿でろうそくと供物をお供えし、安産・子宝を祈願します。
供物は参拝後、お下がりとして必ず持ち帰ります。境内にはカラスや野良猫が多いため、そのまま置いて帰らないようにしましょう。

本殿の周囲には十二支ではなく、一年十二か月に対応した十二個の「狐穴」があります。


出産時に灯す「ろうそく」
お産場稲荷ならではの風習として、茶屋では小さなろうそくを持ち帰ることができます。出産の際、妊婦の方が分娩室へ入ったら、自宅の神棚で家族がそのろうそくを灯すと、ろうそくの火が燃え尽きるほど短い時間で無事に出産できるという言い伝えがあります。現在でも受け継がれている、お産場稲荷ならではの信仰の一つです。
茶屋では、ろうそくのほかにも奉納用の朱色の鳥居や安産守、安産祈願セットなども授与されています。

お礼参り
無事に出産した後は、お礼参りをする風習があります。まず、お産場茶屋で奉納用の朱色の鳥居を受け、鳥居に両親と子どもの名前、住所を記入して茶屋へ渡します。その後、祈願のときと同じようにろうそくと供物を受け、本殿へ参拝して無事に出産できたことへの感謝を伝えます。

お産場稲荷は、伏見稲荷大社の中でも特に子宝・安産の信仰が厚い場所です。祈願だけでなく、無事に出産を終えた後のお礼参りまで大切に受け継がれており、多くの人々の願いを見守り続けています。子宝や安産を願う方は、古くから伝わる参拝方法に従ってお参りしてみてはいかがでしょうか。
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