本宮祭 | 伏見稲荷大社 - 神社ファン

有名度

横綱

伏見稲荷大社

ふしみいなりたいしゃ

京都府京都市伏見区深草藪之内町68

😞 🙁 😐 🙂 😄

本宮祭

更新日:2026年7月17日

約5,000基の提灯が稲荷山を照らす本宮祭・宵宮祭

本宮祭は、毎年7月の土用入り後、最初の日曜日に斎行される伏見稲荷大社の夏を代表する祭典です。前日の土曜日には宵宮祭が行われ、全国の稲荷神社を崇敬する人々が総本宮へ参拝し、日頃の御神恩に感謝を捧げます。
本宮祭の歴史は比較的新しく、1961年(昭和36年)、伏見稲荷大社の御鎮座1250年を記念して始められました。その後、海の日の制定などに伴って日程が見直され、現在は土用入り後最初の日曜日に本宮祭、その前日に宵宮祭が行われています。
本宮祭提灯

稲荷山全体が光に包まれる万灯神事

本宮祭最大の見どころは、伏見稲荷大社の境内から稲荷山にかけて行われる万灯神事です。
楼門や外拝殿の周辺をはじめ、境内や稲荷山の石灯籠に火が灯され、約5,000基の献納提灯が掲げられます。朱色の社殿や鳥居が無数の明かりに照らされ、昼間とはまったく異なる幻想的な伏見稲荷大社の姿を見ることができます。
夕闇が深まるにつれて提灯の明かりが鮮やかさを増し、境内全体が柔らかな光に包まれていく光景は、本宮祭・宵宮祭ならではのものです。千本鳥居や稲荷山の参道にも灯りが広がり、普段の参拝とは異なる神秘的な雰囲気の中で稲荷大神へ祈りを捧げることができます。
本宮祭提灯ライトアップ

外拝殿を彩る約400点の行灯画

万灯神事とともに見逃せないのが、重要文化財に指定されている外拝殿周辺に展示される行灯画(あんどんが)です。
京都近在の日本画家をはじめ、書家、工芸家、美術家などによって制作された約400点の行灯画が並び、提灯の明かりとともに幻想的な空間をつくり出します。
行灯画には、花鳥風月を描いた伝統的な作品から、動物や人物、抽象的な図柄、現代的な感性を取り入れた個性豊かな作品まで、さまざまな題材が表現されています。一点ずつ意匠が異なるため、外拝殿の周囲を歩きながらお気に入りの作品を探すことも、本宮祭の楽しみの一つです。
日中に見る外拝殿とは印象が大きく変わり、柔らかな灯りに照らされた行灯画と朱色の社殿が調和する風景は、伏見稲荷大社の夏の夜を代表する見どころとなっています。
スポンサーリンク

宵宮祭と本宮祭

宵宮祭は本宮祭の前日午後6時から斎行され、境内や稲荷山に灯りがともされます。夜の幻想的な景観を楽しみたい場合は、宵宮祭にあわせて参拝するのがおすすめです。
翌日の本宮祭は午前9時から斎行され、全国から訪れた崇敬者が稲荷大神への感謝を捧げます。祭典の見学や境内への参拝に拝観料は必要ありませんが、当日は多くの参拝者で混雑するため、時間に余裕を持って訪れると安心です。
本宮祭提灯と社殿

誰でも奉納できる献納提灯

本宮祭で掲げられる献納提灯は、企業や団体だけでなく、個人でも奉納できます。奉納料は一灯3,000円からで、自分の名前や願いを込めた提灯が境内や稲荷山に掲げられます。
掲げられる場所を指定することはできませんが、数多く並ぶ提灯の中から自分が奉納した一灯を探すことも、本宮祭に参加する楽しみの一つです。自ら提灯を奉納することで、祭典を眺めるだけでなく、万灯神事を支える崇敬者の一人として参加できます。
約5,000基の提灯と石灯籠の明かりに照らされた伏見稲荷大社は、一年を通しても本宮祭・宵宮祭の夜にしか見ることのできない特別な姿です。朱色の鳥居や社殿、個性豊かな行灯画が光に浮かび上がる光景は、昼間の賑わいとは異なる荘厳さと美しさを感じさせます。夏の夜ならではの幻想的な伏見稲荷大社を体験したい方には、ぜひ訪れていただきたい祭典です。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

伏見稲荷大社の人気記事