伏見稲荷大社の狐像 | 伏見稲荷大社 - 神社ファン

有名度

横綱

伏見稲荷大社

ふしみいなりたいしゃ

京都府京都市伏見区深草藪之内町68

伏見稲荷大社の狐像

更新日:2025年5月19日

伏見稲荷大社の眷属は狐

神社には鳥居や本殿前に狛犬がいるのが一般的ですが、伏見稲荷では楼門前の阿吽(あうん)の狐をはじめたくさんの狐像が鎮座しています。
なぜ伏見稲荷大社は狐像が多いかというと、狐が御祭神である稲荷大神の眷属(神の使者)とされているからです。なぜ狐が稲荷大神の眷属かというと諸説あります。
稲荷大神は別名で御饌津神(みけつがみ)とも言われています。その御饌津神がいつしか誤って三狐神と書かれ狐が登場したという説。ちなみに「けつ」は狐の意味で、今でも地方によっては狐を「けつね」と呼ぶところもあります。一番この説が有力だそうです。
稲穂を咥えた狐像
他にも稲荷大神は五穀豊穣の神であり、元々は農業神です。狐は米などの収穫した作物を食い荒らすネズミを捕って農業を助けてくれる生き物です。いつしか稲荷大神と一緒に崇められたという説。
稲荷大神が平安時代以降の神仏習合により、仏教の守護神、茶枳尼天(だきにてん)の垂迹(すいじゃく)とされました。茶枳尼天は白狐に騎乗しているため、狐が眷属になったという説。ただし、この茶枳尼天の狐のインパクトは強かったのか、いつの間にか稲荷大神=キツネというイメージが出来てしまい、稲荷大神自体を狐と勘違いされている人が多いようです。

玉鍵信仰の阿吽の狐

玉鍵信仰の阿吽の狐 鍵をくわえている狐
楼門前の狐像は1880年(明治13年)に奉献されたもので、右は「玉」、左は「鍵」をくわえています。それぞれ銜えているものには意味があります。どちらも玉鍵信仰(たまかぎしんこう)に由来します。「玉」は稲荷大神の霊徳の象徴を表し、「鍵」はその霊徳を身に付けようとする願望とされています。特に伏見稲荷内には「玉」を加えている狐様が多くいます。玉と鍵は、陰と陽、天と地といった万物が二つの働きによって生み育っていく理を表すとされています。
玉鍵信仰の阿吽の狐 玉をくわえている狐

稲穂を咥えた狐像

稲穂を咥えた稲荷像は、伏見稲荷大社の祭神である稲荷神は、元々農業神であり、五穀豊穣のご神徳があります。それを象徴するため稲穂をくわえているのではないかと考えられています。
また狐が稲荷伸の眷属として祀られるようになったのは狐のしっぽが稲穂に似ているからとも言われています。
稲穂を咥えた狐像

巻物を咥えた狐像

巻物は知恵の象徴とされ、伏見稲荷大社の狐がくわえているのは巻物は神仏習合時代に用いられていた「経文(荼枳尼天秘法/荼吉尼教典)」と言われています。どんな願いも叶うという稲荷の秘法を表すシンボルと考えられえています。
巻物を咥えた狐像

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