伏見稲荷大社の狐像 | 伏見稲荷大社 - 神社ファン

有名度

横綱

伏見稲荷大社

ふしみいなりたいしゃ

京都府京都市伏見区深草藪之内町68

😞 🙁 😐 🙂 😄

伏見稲荷大社の狐像

更新日:2026年7月17日

伏見稲荷大社の眷属は狐

神社では鳥居や本殿前に狛犬が置かれているのが一般的ですが、伏見稲荷大社では楼門前の阿吽(あうん)の狐をはじめ、境内の各所に数多くの狐像が鎮座しています。
伏見稲荷大社に狐像が多いのは、狐が御祭神である稲荷大神の眷属(神の使い)とされているためです。狐が眷属となった理由には諸説あり、代表的なものとして、稲荷大神の別名である「御饌津神(みけつがみ)」が転じて狐と結び付いたという説があります。また、狐は収穫した米を食い荒らすネズミを捕らえるため、農業神である稲荷大神とともに信仰されるようになったという説も伝えられています。
伏見稲荷大社の狐像
さらに、平安時代以降の神仏習合によって、稲荷大神は仏教の守護神である荼枳尼天(だきにてん)の垂迹(すいじゃく)と考えられるようになりました。荼枳尼天が白狐に乗る姿で表されることから、狐が稲荷信仰の眷属として広く定着したともいわれています。その影響から、現在でも稲荷大神そのものを狐と誤解されることがありますが、狐はあくまで神の使いです。

玉鍵信仰の阿吽の狐

楼門前に鎮座する阿吽の狐像は、1880年(明治13年)に奉献されたものです。右側の狐は「玉」、左側の狐は「鍵」をくわえており、どちらも「玉鍵信仰(たまかぎしんこう)」に由来しています。
玉鍵信仰の阿吽の狐 鍵をくわえている狐
「玉」は稲荷大神の霊徳を象徴し、「鍵」はその霊徳を授かりたいという人々の願いを表していると伝えられています。特に伏見稲荷大社の境内には玉をくわえた狐像が多く見られ、玉と鍵は陰と陽、天と地など、万物を生み育てる二つの力を象徴しているとされています。
玉鍵信仰の阿吽の狐 玉をくわえている狐
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稲穂を咥えた狐像

稲穂をくわえた狐像は、稲荷大神が五穀豊穣を司る農業神であることを象徴しています。実り豊かな稲穂は、古くから豊作や繁栄の象徴とされ、稲荷信仰を代表する意匠の一つです。
稲穂を咥えた狐像
また、一説には狐の尾が稲穂に似ていることから、狐が稲荷信仰と結び付いたとも伝えられています。

巻物を咥えた狐像

巻物をくわえた狐像も伏見稲荷大社で見られます。巻物は知恵や神仏の教えを象徴するもので、神仏習合の時代には荼枳尼天に伝わる経典や秘法を表していると考えられています
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このほかにも、伏見稲荷大社の狐像は玉・鍵・稲穂・巻物などさまざまなものをくわえており、それぞれに異なる意味が込められています。参拝の際は、狐像が何をくわえているのかにも注目すると、稲荷信仰への理解がより深まるでしょう。]

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