本殿の文化財 | 宇治神社 - 神社ファン

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宇治神社

うじじんじゃ

京都府宇治市宇治山田1

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本殿の文化財

更新日:2026年8月7日

宇治神社の本殿は国の重要文化財に指定されていますが、その内部や神社には、古くから受け継がれてきた貴重な文化財が伝えられています。普段は公開されていないものも多くありますが、祭神を表した木造坐像や現存最古級とされる木造狛犬など、宇治神社の歴史と信仰を今に伝える文化財ばかりです。
宇治神社 境内の様子

菟道稚郎子命の木造坐像

本殿には3つの御扉がありますが、中央の御扉だけは内側にもう一枚扉を備えた特別な造りになっています。この内扉の奥には御神体とともに、祭神である菟道稚郎子命の木造坐像が安置されています。
この坐像は国の重要文化財に指定されており、鎌倉時代に制作されたと考えられています。神像として現存する数少ない貴重な作例の一つであり、宇治神社を代表する文化財でもあります。通常は公開されていませんが、本殿の中央には今も祭神の御姿が静かに守られています。参拝の際は、その存在にも思いを馳せながら手を合わせてみてください。

木造の狛犬

本殿左右の御扉の内側は一つの空間となっており、かつては木造の狛犬が安置されていたと考えられています。この狛犬も木造坐像と同じ頃に制作されたとされ、現存する木造狛犬としては最古級の作例として知られています。
1988年(昭和63年)には宇治市指定有形文化財に指定されました。阿形・吽形の二体は別々の仏師によって制作されたと考えられており、高さは80.9cmと87.7cmでわずかに異なります。現在は宇治市歴史資料館に寄託されており、宇治神社の貴重な文化財として大切に保存されています。

白色尉面(雪掻きの面)

宇治神社には、本殿以外にも貴重な文化財が伝えられています。その一つが「白色尉面(はくしきじょうめん)」です。安土桃山時代に能面作者・喜兵衛によって制作された能面で、1972年(昭和47年)に宇治市指定有形文化財となりました。
この面は「雪掻きの面」とも呼ばれています。雪の降った朝、境内の雪を掻いていた際に見つかったという言い伝えが、その名の由来です。かつては翁舞「長者のたらり」で用いられたと伝えられ、宇治神社に受け継がれてきた芸能文化を今に伝える文化財でもあります。
本殿の内部に安置された神像や狛犬、そして能楽にゆかりのある能面など、宇治神社には建物だけでは語り尽くせない貴重な文化財が数多く残されています。普段は目にする機会が少ないからこそ、その存在を知って参拝すると、宇治神社の長い歴史や文化をより深く感じることができるでしょう。

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