末社 今宮社 | 吉田神社 - 神社ファン

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吉田神社

よしだじんじゃ

京都府京都市左京区吉田神楽岡町30

末社 今宮社

更新日:2026年5月5日

四神石で囲まれた末社

吉田神社境内に鎮座する今宮社は、数ある末社の中でも重要な位置を占める社で、吉田地域の産土神として古くから信仰されてきました。御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、大雷神(おおいかづちのかみ)、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)の三柱で、いずれも出雲系の神々です。
吉田神社 今宮社 鳥居と社殿
これらの神は国土や大地、自然を司る神々であり、今宮社は吉田山一帯の土地や自然を守る神として祀られてきました。古くは「木瓜大明神」とも称され、地域に根ざした守護神としての性格を持っています。
創建年代は明確ではありませんが、平安時代の記録にもその存在が見られる古社で、吉田神社本宮の成立以前からこの地に祀られていた可能性が指摘されています。現在の社殿は文化13年(1816年)頃に造営されたと伝えられています。
また、今宮社では10月第2日曜日に神幸祭が行われ、神輿の行列が吉田地域の町内を巡行します。このように今宮社は、地域の信仰と結びついた祭礼が現在まで受け継がれている社でもあります。
吉田神社 今宮社 社殿

四神石

本殿を囲む玉垣の四隅には「四神石」と呼ばれる石が配置されています。四神とは、東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武という四方を守る神を指し、それぞれの方角に対応して石が置かれています。境内では東南隅に青龍石、西南隅に白虎石、北西隅に玄武石が確認でき、南を司る朱雀石は今宮社の社殿内にあるため通常は見ることができません。
これらの四神石は、平安京の都市設計にも取り入れられた四神思想と関わるもので、土地を守る信仰を現在に伝える要素の一つです。吉田神社の境内においても、本殿を中心とした空間を四方から守る象徴として配置されており、参拝の際には意識して見ておきたい見どころとなっています。
吉田神社 今宮社 四神石

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