有名度
小結護王神社
ごおうじんじゃ
京都府上京区桜鶴円町385
飛翔親子猪・護王神社絵巻
更新日:2025年12月19日
飛翔親子猪
護王神社の境内には、躍動感あふれる猪の彫刻作品「飛翔親子猪(ひしょうおやこい)」が設けられています。静止した像が多い境内の猪像の中でも、ひときわ動きのある造形で、参拝者の目を引く存在です。「飛翔親子猪」は、チェーンソーアートの世界チャンピオンである城所ケイジ氏によって制作された親子猪の彫刻作品です。祈願殿建立の際に伐採された桂の根株を素材とし、「生命のよみがえり」をテーマに造られました。翼を持つ神猪が子猪を守りながら飛翔する姿が表現され、力強さと守護の意味が込められています。
この作品の背景には、護王神社に伝わる猪信仰があります。御祭神・和気清麻呂公命は、道鏡事件(宇佐八幡宮神託事件)により流罪となった際、道中で猪に守られたという伝承が残されています。この故事から、護王神社では猪が神使として大切にされ、境内の各所に猪の像や意匠が設けられてきました。「飛翔親子猪」も、そうした信仰の流れの中で奉納された像の一つです。
また、「飛翔親子猪」の周囲には、同じく城所ケイジ氏による「昇り神猪」「降り神猪」が展示されています。これらの作品とあわせて鑑賞することで、護王神社における猪信仰と現代彫刻が融合した独自の表現を、より立体的に感じることができます。

護王神社絵巻
護王神社の烏丸通に面した外塀には、絵巻形式で描かれた壁画が設けられています。この外塀絵巻は、護王神社の由緒や御祭神にまつわる出来事を、連続した場面として視覚的に伝えるものです。絵巻は、北側の烏丸下長者町交差点付近から始まり、鳥居の方向へ向かって順に読み進める構成となっています。道路沿いに連続して描かれているため、境内に入る前から護王神社の由緒をたどることができます。絵巻に描かれている内容は、御祭神である和気清麻呂公命と、その姉である和気広虫姫命の生い立ちや功績を中心としたものです。奈良時代に起きた道鏡事件(宇佐八幡宮神託事件)における清麻呂公命の活躍をはじめ、護王神社の信仰と深く結びつく歴史的場面が順を追って描かれています。
また、清麻呂公命と縁の深いイノシシに関する物語も描写されており、護王神社が「イノシシの神社」として知られる由来を理解できる内容となっています。これらの場面は文章だけでなく絵によって表現されているため、神社の歴史を直感的に把握できる点が特徴です。
この外塀絵巻は、社殿内部ではなく街路に面した場所に設けられている点にも特徴があり、護王神社の歴史や御祭神の歩みを、開かれた形で伝える役割を果たしています。護王神社を訪れる際には、境内に入る前から由緒を確認できる要素として、見逃せない存在です。

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